【北九州記念】ハンデ重賞も“前走1着”は複勝率40.5% 葵S勝ちで勢いに乗るデアヴェローチェの連勝に期待

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は7月5日(日)小倉競馬場で行われる北九州記念について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった13頭を検討対象とし、過去10年データを使用する。
重要データ:前走1着馬に注目

北九州記念は毎年恒例の小倉競馬場で行われるサマースプリントシリーズの一戦。今年は例年に比べ登録が13頭と少ないが、過去10年では単勝回収率162%と高く、複勝回収率は82%となっている。
とはいえ2022年にボンボヤージが16番人気で勝利。単勝万馬券が出たことで大きく回収率は上振れている。
注目したいデータは前走着順だ。前走1着だった馬は【5-7-3-22】で単勝回収率109%、複勝回収率106%と高水準。特筆すべきは複勝率が40.5%もあること。注目したいデータだ。
上位人気候補のアンクルクロスは前走の鞍馬S2着とデータに該当しない。
【前走1着の出走予定馬】
・アメリカンビキニ
・サウンドモリアーナ
・ジェニファー
・デアヴェローチェ
・フリッカージャブ
・ランフォーヴァウ
前走内容:デアヴェローチェの葵ステークス
デアヴェローチェの前走は葵ステークス1着。この日の京都競馬場はかなり時計が速い馬場状態。内側も綺麗でスピード性能が問われるようなレースだった。
レースラップは前半3F33.7秒、後半3F33.9秒で前傾0.2秒。ほぼフラットなミドルペースで地力勝負となった。
デアヴェローチェは押して先行集団につけ、押し切るという上手い競馬をしての勝利。これまではスタートが遅いわけではないものの、二の脚が速くなく、先行集団の後ろという位置取りで一歩届かずという競馬が続いていた。
そのため重賞で先行できたというのは成長だ。また、問題なく高速馬場や時計勝負にも対応できた点も収穫だった。
血統解説:デアヴェローチェ

・デアヴェローチェ
日本での牝祖は祖母アイランドファッション。同馬は米国のダートで活躍した馬でGⅠ3勝の名牝だ。スピード性能の高さが売りの牝系でスタミナもあるのが特徴。どちらかというと成長力があるタイプでもある。
繁殖としても優秀でフラワーC、アルテミスSで2着のパシフィックギャル(父ゼンノロブロイ)、金鯱賞、共同通信杯で2着のサトノソルタス(父ディープインパクト)などを輩出している。
本馬の母ミニーアイル(父ミッキーアイル)現役時は芝1200mで2勝を挙げ、フィリーズレビュー(芝1400m)では3着に好走。牝系のスピード性能とミッキーアイルがマッチした配合で、前向きさがあるタイプだった。
本馬は父にマテラスカイを迎えた。同馬はダート短距離で活躍したが、血統的には牝馬の本馬は完全に芝タイプ。スピードに振り切ったような配合で、淡々とラップを刻むのが得意なタイプだ。
小倉のような平坦な競馬場は得意なはず。今回はベストな条件が揃っている。あとは古馬との力比較がポイントとなる。
Cアナライズはデアヴェローチェを推奨
今回のCアナライズはデアヴェローチェを推奨する。前走は5番人気と人気があったわけではないが、展開の恩恵もなく自分の競馬をして勝ち切った。
今回は古馬との戦いとなるが、そこまでメンバーが揃っているわけではなく大チャンスだ。好走データにも一致、牝馬が5勝している本レースで重賞2連勝の夏女となりたい。
【ライタープロフィール】
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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