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【函館記念】デビットバローズに”勝率3%”のデータあり マジックサンズら「前走重賞組」はハンデが鍵

2026/06/21 18:00
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過去10年のデータから見る函館記念,ⒸSPAIA

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開催後半から3週目へ様変わりした函館記念

函館記念といえば、函館開催後半の荒れた馬場で争われる激戦というイメージだけに、どうも開催3週目、開幕直後に原稿を書くのは違和感しかない。

昨年からサマー2000シリーズも日程を見直され、函館記念が七夕賞の前に行われるようになり、シリーズ開幕戦になった。その影響だろうか、昨年は1.57.6のレコード決着。馬場状態が明らかに変わった。かつての函館記念とは違う可能性を頭の片隅に入れつつ検討しないと当たらないかもしれない。

来年の夏競馬は様変わりし、大きな日程変更が行われるようで、過去のイメージの払拭は急務といっていい。競馬は自然との共生が永遠のテーマであり、競馬ファンも気候変動に合わせて変わらなければならない。データは過去10年分を使用する。


人気別成績,ⒸSPAIA


イメージを刷新しないといけないと書きながらも、昨年は10、6、14番人気で決着しており、波乱イメージは変わらなかった。ただ改めればいいというものではなく、変えなければいけないところとそうでない部分がありそうだ。

1番人気は【2-1-0-7】勝率20.0%、複勝率30.0%と必ずしも信頼度は高くない。3番人気【2-0-2-6】勝率20.0%、複勝率40.0%、5番人気【2-0-0-8】勝率、複勝率20.0%と上位人気寄りにいい数字が並んでいるが、10番人気以下【2-4-4-57】勝率3.0%、複勝率14.9%も目立つ。2、3着の半数近くが二桁人気という傾向は3週目に移った昨年も変わらなかった。


年齢別成績,ⒸSPAIA


人気面はバラつきがみられるが、年齢はある程度まとまっており、4歳が【4-2-2-22】勝率13.3%、複勝率26.7%と一歩リード。ただ、5歳が【1-1-5-39】勝率2.2%、複勝率15.2%と冴えない。とはいえ、3着の半分は5歳であり、ここは決して軽く扱えない。

また、6歳も【4-4-3-36】勝率8.5%、複勝率23.4%と4歳とほぼ互角の数字を残しており、要注意。4、5歳ではなく、4、6歳を中心に5歳、7歳以上を組み入れていきたい。


前走重賞組のハンデ動向

今年は4歳勢のファウストラーゼン、マジックサンズ、エコロディノスが中心になりそう。重賞惜敗、大敗、昇級組とバラバラな臨戦過程は難解さを際立たせる。


斤量別成績,ⒸSPAIA


となると、ハンデ読みは重要なファクターになる。ざっくり斤量の増減別をみると、増減なし【3-2-2-48】勝率5.5%、複勝率12.7%、斤量増【1-1-1-15】勝率5.6%、複勝率16.7%、斤量減【6-7-7-64】勝率7.1%、複勝率23.8%と、分母も確率も斤量減が上にくる。

定量、別定からハンデ戦に来る馬が多いので、斤量が減る馬は多くなるが、それでも成績がよく、少し斤量が軽くなるぐらいの馬が狙いだ。


斤量減・前走クラス別成績,ⒸSPAIA


斤量減について掘り下げてみる。前走クラス別では重賞【4-3-4-18】勝率13.8%、複勝率37.9%がポイントになる。

重賞5着馬【2-0-0-0】、9着以内【3-1-1-7】勝率25.0%、10着以下【1-2-3-11】勝率5.9%、複勝率35.3%なので、どこからでも入れそうだが、重賞ひと桁着順から斤量が減る馬には注意が必要だろう。ハンデ発表後はまずは該当馬をチェックし、目星をつけてほしい。

増減なしは前走GⅢ【2-0-2-21】勝率8.0%、複勝率16.0%、GⅡ【0-2-0-6】複勝率25.0%で、オープン・Lだと【1-0-0-20】。重賞経由で定量、別定から斤量が変わらない、いわゆる実績ある馬は軽視できない。


斤量増減なし・前走GⅡ、GⅢ・着順別成績,ⒸSPAIA


上記該当馬について着順別内訳をみると、こちらは2~4着【2-1-0-6】に対し、6~9着【0-1-2-8】複勝率27.3%、10着以下【0-0-0-12】と好走馬が中心。重賞で好走し、斤量が増えることなく、据え置きでここに出走する馬も評価に値する。

重賞ひと桁着順の斤量減、重賞4着以内の据え置き。前走重賞組はこの二つに当てはまる馬をピックアップしたい。


過去10年のデータから見る函館記念,ⒸSPAIA


ライタープロフィール
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 世界への挑戦』(ガイドワークス)に寄稿。

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