サンデーレーシングとのタッグに“単回収率111%”データ 斉藤崇史厩舎のプラス条件、マイナス条件

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ダービー連覇、春古馬三冠に挑戦
今週末は東京競馬場でGⅠ日本ダービーが開催される。皐月賞をレコードで制して2冠に挑むロブチェンや同2着からの逆転を狙うリアライズシリウス、別路線組のゴーイントゥスカイやコンジェスタスなど、今年も楽しみなメンバーが揃った。
その中で注目したいのが、川田騎手とのコンビでダービーへ挑むバステール。管理する斉藤崇史厩舎は、昨年のダービートレーナーであり、今年は宝塚記念でもクロワデュノールとの春古馬三冠制覇を狙うなど、この春競馬で大きな存在感を放っている。
そこで今回は、斉藤崇史厩舎をテーマに「プラス条件」「マイナス条件」をデータ検証していく。なお、集計期間は2021年5月29日~2026年5月24日までとする。
主力担う団野大成騎手

<斉藤崇史厩舎のプラス条件>
・団野大成騎手×1600m以下【28-17-21-134】
勝率14.0%/連対率22.5%/複勝率33.0%/単勝回収率115%/複勝回収率82%
・芝×サンデーレーシング【28-15-16-73】
勝率21.2%/連対率32.6%/複勝率44.7%/単勝回収率111%/複勝回収率91%
・中京ダート【19-9-12-72】
勝率17.0%/連対率25.0%/複勝率35.7%/単勝回収率109%/複勝回収率101%
※集計期間:2021年5月29日〜2026年5月24日
■団野大成騎手×1600m以下
騎手別では団野大成騎手を取り上げる。斉藤厩舎は集計期間内で204勝を挙げているが、そのうちの53勝が団野騎手とのコンビでマーク。勝利数2位の福永祐一元騎手が14勝であることを踏まえても、団野騎手が主戦といっていいだろう。
そんな団野騎手の狙い目となるのが、芝ダート関係なくマイル以下の距離だ。成績は下記の通り。
・芝1600m以下【22-14-14-93】
勝率15.4%/複勝率35.0%/単勝回収率109%/複勝回収率88%
・ダート1600m以下【6-3-7-41】
勝率10.5%/複勝率28.1%/単勝回収率129%/複勝回収率68%
単勝回収率はいずれも100%超となっており、条件該当時は買い目に検討していきたい。
■芝×サンデーレーシング
馬主別の勝利数では、1位サンデーレーシング、2位キャロットファーム、3位シルクレーシングとノーザン系のクラブが上位を独占。なかでもサンデーレーシングからはクロノジェネシスやジェラルディーナ、クロワデュノールなどのGⅠ馬を輩出している。
ここでの狙い目は芝レース。高い好走率を誇るだけでなく、単勝回収率111と馬券妙味もある。
■中京ダート
コース別では、中京ダートが狙い目。特に1200mや1900mでは複勝率40%超と安定しており、一方の1800mでは単複回収率130%超と妙味もある。
・中京ダート1200m【6-3-1-10】
勝率30.0%/複勝率50.0%/単勝回収率118%/複勝回収率84%
・中京ダート1800m【4-4-6-31】
勝率8.9%/複勝率31.1%/単勝回収率150%/複勝回収率131%
・中京ダート1900m【3-1-3-8】
勝率20.0%/複勝率46.7%/単勝回収率60%/複勝回収率139%
また、夏の中京ダート1400m重賞(昨年からは東海Sの名称)ではドンフランキーとヤマニンウルスの2頭で2勝を挙げている。今年の夏競馬でも出走馬がいれば注目だ。
芝2400m以上に注意

<斉藤崇史厩舎のマイナス条件>
・芝2400m以上【8-4-9-60】
勝率9.9%/連対率14.8%/複勝率25.9%/単勝回収率35%/複勝回収率47%
・前走芝→今走ダート【8-4-10-60】
勝率9.8%/連対率14.6%/複勝率26.8%/単勝回収率42%/複勝回収率74%
・芝×前走6人気以下【15-27-18-253】
勝率4.8%/連対率13.4%/複勝率19.2%/単勝回収率39%/複勝回収率67%
※集計期間:2021年5月29日〜2026年5月24日
■芝2400m以上
距離別では、芝の長丁場において妙味が薄い。芝2400m以上では単複回収率ともに50%を下回っている。
オープン以上に絞っても、勝ち星はクロワデュノールによる2勝(日本ダービー、天皇賞・春)のみだった。基本的には2400m未満の距離で狙いたい厩舎だ。
■前走芝→今走ダート
ローテーション別では、芝からダート替わりとなるケースはやや苦戦傾向。特に単勝回収率は50%を下回っている。
素質馬の多い厩舎だけに、条件替わりによる一変に期待が集まりやすいのかもしれない。しかし、回収率面を見る限り、過剰人気気味になるケースも少なくないようだ。
■芝×前走6人気以下
斉藤崇史厩舎の管理馬は、人気薄で激走するというよりも、上位人気にしっかり応えるタイプが中心。そのため、前走で6番人気以下だった馬は芝ダート合わせて勝率5.2%、単勝回収率47%と低調だ。特に、芝に限定すると勝率、回収率ともに数字を落としている。
穴馬を狙うよりは、上位人気に支持されるような実力馬を中心に狙っていきたい。
信頼関係築く北村友一騎手

<斉藤崇史厩舎のピックアップデータ>
・キタサンブラック産駒【14-6-3-13】勝率38.9%/連対率55.6%/複勝率63.9%/単勝回収率110%/複勝回収率82%
・北村友一×OP・重賞【6-3-0-5】勝率42.9%/連対率64.3%/複勝率64.3%/単勝回収率87%/複勝回収率78%
・中4〜8週【67-42-33-295】勝率15.3%/連対率24.9%/複勝率32.5%/単勝回収率110%/複勝回収率81%
※集計期間:2021年5月29日〜2026年5月24日
■キタサンブラック産駒
GⅠ4勝のクロワデュノールを筆頭に、キタサンブラック産駒とは好相性。連対率50%超、複勝率60%超と高水準の成績を残している。
弥生賞を制して日本ダービーへ挑むバステールも同産駒。鞍上は前走に続いて川田騎手で、厩舎とのコンビ成績は【11-4-3-16】複勝率52.9%。データ面からも注目度は高い。
■北村友一×OP・重賞
宝塚記念では、クロワデュノールとのコンビで史上初の春古馬三冠制覇に挑む北村友一騎手。斉藤崇史厩舎とのタッグでは、新馬戦や、OP・重賞で優秀な成績を残している。
新馬戦は【3-0-0-1】で、勝利したのはクロワデュノール、アランカール、ベレシートの3頭。いずれも後に重賞で馬券圏内へ好走しており、素質馬を任されていることがうかがえる。
また、OP・重賞では連対率60%超と抜群の安定感を誇る。期間内の好走はクロワデュノールによるものが大半を占めるが、それだけ期待馬を託されている証でもあり、大舞台で注目したいコンビだ。
■中4~8週
皐月賞から日本ダービーへ向かうバステール、そして天皇賞(春)から宝塚記念へ挑むクロワデュノール。両馬に共通するポイントとなるのが、前走からのレース間隔だ。
今年の皐月賞、天皇賞(春)はともに消耗度の高いタフなレース。次走での反動を不安視する声もあるだろう。
そこで、斉藤厩舎のレース間隔別成績を見ると以下の通り。
・中3週以下【57-40-47-294】
勝率13.0%/複勝率32.9%/単勝回収率68%/複勝回収率78%
・中4〜8週【67-42-33-295】
勝率15.3%/複勝率32.5%/単勝回収率110%/複勝回収率81%
・中9週以上【64-44-43-326】
勝率13.4%/複勝率31.7%/単勝回収率63%/複勝回収率68%
複勝率に大きな差はないものの、回収率では中4〜8週が最も優秀。日本ダービーのバステール、宝塚記念のクロワデュノールはいずれも中5週と、この好条件に該当しており、間隔は短いながらもそう悲観することもなさそうだ。

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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