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【オークス】 上がり最速なら複勝率84.6%、最低着順は4着 東大HCの本命はラフターラインズ

2026/05/23 17:00
東大ホースメンクラブ
オークスの上がり3F実績別成績,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

樫の女王はどの馬か

東京競馬場でGⅠ・オークスが行われる。GⅠ・3勝目を目指す桜花賞馬スターアニスに対し、リベンジを目指すドリームコア、アランカール、忘れな草賞で強烈な末脚を見せたジュウリョクピエロや、フローラSを上がり3ハロン32秒8で差し切ったラフターラインズら18頭が出走予定だ。

アランカールとトリニティには親子オークス制覇の記録もかかる一戦。どのような決着となるのか、過去10年のデータから検討する。

末脚ある馬を

オークスの上がり実績別成績,ⒸSPAIA


<オークス 上がり実績別成績>
阪神芝1600m重賞で上がり最速歴あり【5-2-5-7】勝率26.3%/連対率36.8%/複勝率63.2%
フローラSで上がり2位以内【1-3-2-8】勝率7.1%/連対率28.6%/複勝率42.9%
上がり最速を4回以上マーク【1-2-2-5】勝率10.0%/連対率30.0%/複勝率50.0%

全ての馬が距離延長で臨む2400m戦であり、逃げ、先行が苦しむのがオークス。過去に1度でも逃げた経験のある馬は【1-1-0-32】。好走した24年1着チェルヴィニア、25年2着アルマヴェローチェが逃げたのは新馬戦だけで、勝ち上がり後に逃げたことがある馬は全消しとしていいだろう。また短距離質の馬も苦戦しており、1勝クラス以上の1400m以下を走ったことのある馬は【1-0-0-20】だった。

末脚があれば位置取り不問で届く。上がり3F1位は【7-2-2-2】で複勝率84.6%、最低着順が4着。昨年は10番人気タガノアビーが4角17番手から3着に入った。末脚のある馬を選ぶのが基本戦術となりそうだ。

それを踏まえて、まずは桜花賞出走馬から見てみよう。桜花賞で4角4番手以内だった馬【0-0-1-13】複勝率7.1%に対し、同5番手以下が【7-5-5-46】複勝率27.0%と、やはり後方に位置していた馬が有利だ。

4角5番手以下だった馬のうち、勝ち馬は【4-1-0-1】ともちろん好成績だが、2桁着順から3着以内に巻き返した例も4回ある。うち3頭(17年3着アドマイヤミヤビ、22年3着ナミュール、24年1着チェルヴィニア)に共通するのが、桜花賞で単勝オッズ10倍未満だったこと。ドリームコアは実績ある東京に戻り、怖い存在と言える。

また桜花賞での上がり順位別に見ると、3位以内が【5-3-2-17】複勝率37.0%、1位は【3-1-1-3】複勝率62.5%だった。対象を阪神芝1600m重賞(阪神JFとチューリップ賞が加わる)に広げると、上がり3位以内歴のある馬が【7-3-5-28】複勝率34.9%、1位だと【5-2-5-7】複勝率63.2%だった。スウィートハピネスが阪神JFで上がり2位、アランカールはチューリップ賞で上がり最速がある。

なおスターアニスは桜花賞を上がり最速で差して勝利しているものの、1:31.5の高速決着だったこと、前述の1400m経験、血統面のマイナスが大きく、昨年の9着エンブロイダリーと重なる部分もある(エンブロイダリーにも1400mの経験があった)。買うかどうかはオッズ次第になりそうだ。

次にフローラS組。全体成績は【2-3-2-35】で複勝率16.7%だった(※間に1戦挟んだタガノアビーを含む)。好走7頭は全てフローラSで1着か上がり2位以内。なお、1着馬が【1-3-0-6】、上がり2位以内は【1-3-2-8】で、どちらも満たすと【0-3-0-3】だ。ラフターラインズとエンネが有資格者となりそうだ。

最後に、上がり最速をマークした回数ごとに分けてみる。0回が【0-1-0-24】複勝率4.0%、1回のみが【2-2-1-58】複勝率7.9%、2回が【4-3-4-43】複勝率20.4%、3回が【3-2-3-18】複勝率30.8%、4回以上が【1-2-2-5】で複勝率50.0%、複勝回収率は276%。多ければ多いほど数字がどんどん上がっている。参考になりそうだ。

常に末脚光る競馬

◎ラフターラインズ
デビューから5戦して全て上がり3F1位。特に2走前のきさらぎ賞では牡馬に混じって3着。青葉賞勝ち馬ゴーイントゥスカイと同じ4角順位ながら上がりで完勝していた。フローラSではラスト3Fが11秒3-11秒2-11秒1の加速ラップで勝利。これまでの敗戦は差し届かなかったもので、距離延長はプラスに働きそう。これまでと同様の脚が使えれば勝ち切れる。

◯アランカール
母はオークス馬シンハライトという良血。こちらもキャリア5戦のうち上がり最速が3回、3位が1回と末脚がある。阪神JFでは5着、上がりも上位を逃したが、初の多頭数かつ3角からロングスパートをかけたのが原因で悲観するものではない。チューリップ賞、桜花賞では差し届かなかった負けで、マイルのペースは合っていなかった。舞台は好転する。4角14番手から差し切った母の再現ができる可能性も十分だ。

▲エンネ
兄に世代重賞勝ち馬ファントムシーフとディスペランツァがいる血統。デビュー戦では4角12番手から豪快な差し切り勝ち。前走のフローラSではいきなりの重賞挑戦も2着と健闘した。上がり3Fは勝ち馬と同じで、着差は位置取りの差だった。まだ底は見せていない。メンバーは前走よりも強化されるが、後方脚質の馬として警戒しておきたい。

以下スウィートハピネス、スターアニス、ドリームコア、ジュウリョクピエロまで印を回す。馬券は◎軸の馬連、◎◯2頭軸の3連複で勝負する。

▽オークス予想▽
◎ラフターラインズ
◯アランカール
▲エンネ
△スウィートハピネス
×スターアニス
×ドリームコア
×ジュウリョクピエロ

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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