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【平安S】スピードと操縦性を受け継ぐロードクロンヌ 得意条件で反撃へ

2026/05/19 17:00
貴シンジ
平安ステークス 年齢別成績(過去10年),ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

3つのファクターから推奨馬を見つけ出す

23日(土)、京都競馬場で行われる平安Sについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。

・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走の内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」

なお、特別登録のあった19頭を検討対象とし、データは過去10年分を使用する。

重要データ:4、5歳馬に注目

年齢別成績,ⒸSPAIA


ダートの中距離以上では、タフでスタミナを求められることからベテラン馬の活躍が目立つ。しかし平安Sは、スピードを要求される展開になりやすいレース。その影響か、年齢別成績では若い馬が明確に優勢となっている。

4歳馬【4-3-2-24】、5歳馬【6-2-4-38】と4、5歳馬が中心。一方、6歳馬【0-3-2-40】、7歳馬【0-2-1-16】、8歳馬【0-0-1-7】と、6歳以上になると好走馬の数は大きく減少し、勝ち馬は1頭も出ていない。今回人気を集めそうなアクションプラン、タイトニットはともに6歳馬。データ面では割引が必要となる。

【5歳以下の出走予定馬】
・キョウキランブ
・シュラザック
・チュウワクリスエス
・ナルカミ
・ハグ
・ポッドロゴ
・メイショウズイウン
・メリークリスマス
・リアライズカミオン
・レヴォントゥレット
・ロードクロンヌ

前走の内容:ロードクロンヌのフェブラリーS

ロードクロンヌの前走はフェブラリーS11着。同レースは前後半4Fが47.1秒-48.3秒で、前傾1.2秒のハイペース。差し有利の展開だった。

そんななか、本馬は2番手を追走して展開とは逆の形になってしまった。さらに、初のマイル戦だった点も敗因に挙げられる。1600mはやや忙しく、ワンターンの東京コースも本馬向きとは言えなかっただろう。

今回は1ハロン延長に加え、コーナー4つの舞台。条件は大きく好転する。メンバー比較でも、十分勝ち負けになるはずだ。

血統解説:ロードクロンヌ

ロードクロンヌの血統表,ⒸSPAIA


・ロードクロンヌ
日本での牝祖は祖母サッカーマム。ロードホースクラブ、ケイアイファームではお馴染みの牝系だ。同馬の産駒には北九州記念、京阪杯で2着したレディルージュ(父ブライアンズタイム)、本馬の母で秋華賞3着のリラコサージュ(父ブライアンズタイム)、名古屋大賞典やシリウスSを制したロードゴラッソ(父ハーツクライ)などがいる。

もともとアメリカで発展してきた牝系らしく、ダート適性の高さが特徴。一方で、リラコサージュが芝で活躍したように、牝馬であれば芝の上位クラスでも通用するだけのスピード性能もある。加えて、操縦性の高さも、この牝系の強みと言えるだろう。

本馬は父にリオンディーズを迎えた。産駒は芝での活躍が目立つが、半兄のエピファネイアほど極端な芝偏重型の種牡馬ではない。ダートでもサンライズホークのようなトップクラスを送り出しており、産駒へパワーを伝えている。

牝系に加え、リオンディーズ産駒の武器である高い操縦性を受け継いだ本馬にとって、コーナー4つの舞台は歓迎。実績からも1900mという距離設定は合いそうだ。

Cアナライズではロードクロンヌを推奨

今回のCアナライズではロードクロンヌを推奨する。昨年の平安Sで2着に好走しており、2勝クラスを圧勝したのも京都ダート1900m。コース、距離適性ともに申し分ない。

前走フェブラリーSは大敗したが、東京ダート1600mは本馬にとって条件が合わなかった。自らレースを作れる強みもあり、今回のメンバー構成であれば巻き返しは十分可能だ。

《ライタープロフィール》
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。

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