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【オークス】スターアニスに立ちはだかる血統の壁 “61頭連続馬券外”など2つの不安データ

2026/05/20 17:00
逆瀬川龍之介
スターアニスに浮上した血統面の不安データ,ⒸSPAIA

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父ドレフォン、母父ダイワメジャー それぞれに不安材料

2026年オークスの馬券的なキモは、桜の女王に輝いたスターアニスの取捨だろう。そこで00年以降から昨年までの桜花賞馬をチェックしてみよう。全26頭のうち、21頭がオークスに参戦して【8-3-2-8】の勝率38.1%、複勝率61.9%。全てが5番人気以内にもかかわらず、回収率は単勝が123%、複勝でも109%あるので、信頼度は高い。

また、桜花賞を上がり3F最速で制した馬に限ると、09年1着ブエナビスタ→12年1着ジェンティルドンナ→14年2着ハープスター→18年1着アーモンドアイ→20年1着デアリングタクト→23年リバティアイランドと、目下6頭連続で連対中だ。

ここまでのデータを見る限り、スターアニスは非常に堅い軸馬に映る。ただ、本当にそうだろうか。今回はさらに踏み込み、血統に関する2つのデータを分析しながら、オークスの取捨を決めたい。

■父ドレフォン×芝2000m以上×牝馬【0-0-0-61】
スターアニスの父ドレフォンは、16年のBCスプリントを制した名スプリンター。産駒は22年皐月賞馬のジオグリフ、昨年の帝王賞とJBCクラシックを制したミッキーファイトなど、芝ダートを問わずに中距離でも大活躍している。

ただ、ここで注意しなければならないのは、それが牡馬に限った話ということである。牝馬の芝の成績を見ると、JRAでの36勝のうち、実に34勝がマイル以下。対照的に2000m以上は延べ61頭が出走しながら未勝利。いや、それどころか馬券に絡んだ馬すら1頭もいないのだ。このデータだけでも、スターアニスに“赤信号”が灯ることは間違いない。

■母父ダイワメジャー×芝2200m以上×牝馬【0-2-5-31】
母の父ダイワメジャーという視点で見ても、距離延長は不安材料となる。確かにハービンジャー産駒のナミュールやアルマヴェローチェ、キタサンブラック産駒のラヴェルなど、芝2000mを超えるGIで好走した馬はいる。ただ、いずれも父が中長距離向きの種牡馬だったことは見逃せない。

また、母父ダイワメジャーの牝馬は芝2200m以上で【0-2-5-31】と未勝利。昨年のオークスでアルマヴェローチェが僅差2着だったように、上で名前を挙げた3頭にしても勝ち切れてはいないのだ。

さらに付け加えれば、父ドレフォン×母父ダイワメジャーの配合は性別を問わず、芝2000m以上で【0-0-0-13】と苦戦傾向。どれだけ掘り下げてもスターアニスにポジティブなデータが出てこない。


桜花賞馬が馬券圏外になった年の共通項は?

そしてここからは余談だ。直近10年で桜花賞馬が馬券圏外となったオークスは17年、21年、25年の3回。その時の上位3頭の前走を見てみよう。

・17年 オークス結果
1着ソウルスターリング(桜花賞3着 1番人気)
2着モズカッチャン(フローラS1着 12番人気)
3着アドマイヤミヤビ(桜花賞12着 2番人気)

・21年 オークス結果
1着ユーバーレーベン(フローラS3着 2番人気)
2着アカイトリノムスメ(桜花賞4着 4番人気)
3着ハギノピリナ(矢車賞1着 3番人気)

・25年 オークス結果
1着カムニャック(フローラS1着 7番人気)
2着アルマヴェローチェ(桜花賞2着 2番人気)
3着タガノアビー(矢車賞1着 2番人気)

一目瞭然、3回全てで桜花賞敗退組とフローラS上位組のワンツーとなっている。また、牝馬限定の1勝クラスである矢車賞を勝って挑んだ馬の健闘も目立つ。

この視点を踏まえ、桜花賞組ではドリームコア、フローラS組ではラフターラインズとエンネ、矢車賞組ではトリニティをオススメする。皆さんの馬券作戦の参考にしていただきたい。

《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。

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