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【ヴィクトリアマイル】波乱の使者は“東京マイル巧者” ラヴァンダが激走パターンに該当

2026/05/13 17:00
逆瀬川龍之介
ヴィクトリアマイルで好走した人気薄の共通点(過去10年)

人気問わず重要な“適性”

もう何年も前から、ヴィクトリアマイルには明確な傾向がある。それは「東京マイル巧者が走る」ということ。直近10年で馬券に絡んだ延べ30頭を見ると、そのうち25頭に東京マイルの出走経験があり、さらに22頭には3着以内の実績があった。

ここでピンと来た人もいるだろうが、ヴィクトリアマイルはとにかくリピーターの活躍が目立つレースだ。近年に限っても、ジュールポレールが17年3着→18年1着。ノームコアは19年1着→20年3着。そしてソダシが22年1着→23年2着など、多くの馬が複数年に渡って好走している。

では、伏兵はどうか。というのも荒れる時はとことん荒れる一戦であり、できれば穴を狙いたい。そこで今回は、過去10年の単勝オッズ10倍以上で馬券に絡んだ延べ15頭に絞って検証。今年の激走馬を導き出したい。

■東京マイル実績
先に答えを言うと、やはり伏兵も東京マイル経験があるに越したことはない。

単勝10倍以上で馬券に絡んだ延べ15頭のうち11頭に同コースでの出走歴があり、そのうち10頭には3着以内があった。つまり、ただ単に東京マイルを走ったことがあるだけでは不十分といえる。何より注目したいのは、9頭が東京マイルで複勝率100%だったこと。同舞台で底を見せていないことが重要なのだ。

そしてもう一つ、チェックしておきたいことがある。それが重賞での実績だ。「10頭には(東京マイルで)3着以内があった」と前述したが、そのうち8頭は重賞での好走歴があった。つまり、東京マイルで崩れたことがなく、なおかつ重賞で実績がある馬こそが最大の狙い目となるのだ。


イチ押しはラヴァンダ

今年のメンバーを見ていこう。東京芝1600mで複勝率100%を誇るのはアイサンサン、エンブロイダリー、カナテープ、クイーンズウォーク、チェルビアット(※除外対象)、チェルヴィニア、ニシノティアモ、ラヴァンダの8頭だ。

このうち、重賞で3着以内があるのはエンブロイダリー、クイーンズウォーク、チェルヴィニア、チェルビアット、ラヴァンダの5頭。エンブロイダリーとクイーンズウォークは上位人気確実として、中穴で狙いたいのがラヴァンダだ。

東京マイルでは、2走前の東京新聞杯で牡馬相手に2着と好走。マイルに限らず東京は得意で、一昨年はフローラSで2着、昨年も府中牝馬Sで3着。アイルランドトロフィーで重賞初制覇を果たすなど、強敵相手に何度も好勝負を演じている。

前走の阪神牝馬Sは不可解な大敗だったが、もともとムラっぽさがある馬。古馬になって以降、馬券圏外に敗れた次戦は2戦ともに2着だから心配無用だ。この一戦が嫌われて人気を落とすようなら、むしろ積極的に買いたい。

馬券はラヴァンダからの馬連と3連複。馬連はエンブロイダリーとクイーンズウォークを本線に据えて、カムニャック、ココナッツブラウン、チェルヴィニア、ニシノティアモまで押さえる。

3連複はフォーメーションで1列目にラヴァンダ。2列目にエンブロイダリーとクイーンズウォーク。3列目にエンブロイダリー、カムニャック、クイーンズウォーク、ココナッツブラウン、チェルヴィニア、ニシノティアモを据えた9点とする。

《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。

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