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【ヴィクトリアマイル】二冠牝馬エンブロイダリー、オークス馬カムニャックは消し ハイブリッド式消去法

2026/05/12 17:00
久保田大五郎
過去10年のヴィクトリアマイル『中4週以下』×『前走馬体重470kg以上』,ⒸSPAIA

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5つのデータから絞れた馬は?

今週日曜の東京メインはヴィクトリアマイル。4歳以上牝馬限定のマイルGⅠだ。いつも通り過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。

フルゲート18頭に対し20頭が登録。回避馬が出なければサフィラ、チェルビアットの2頭が除外となる見込みだ。この2頭を除き、現時点で出走順上位の18頭を対象とする。


『前走7着以下』×『前走4番人気以下』★2.4%★

まずはいつも通り、前走の結果が悪かった馬から消去する。今回のボーダーは「前走7着以下」で、成績は【4-1-1-52】複勝率10.3%。連対5頭は前走時点で上位人気に推されていた馬か、(公式な人気データのない)海外遠征帰りで、前走4番人気以下なら【0-0-1-41】同2.4%。連覇を目指したノームコアの3着があるだけだった。

阪神牝馬S6番人気9着カピリナ、中山牝馬S5番人気10着ボンドガール、京王杯SC8番人気7着ワイドラトゥールが消えた。ちなみに前記ノームコアが3着だった際は高松宮記念(15着)からの転戦。それより格が劣るところでの大敗はやはりいただけない。

【今年の該当馬】
・カピリナ
・ボンドガール
・ワイドラトゥール


『距離延長』×『マイルGⅠ未勝利』★0.0%★

続いて前走の距離に注目する。距離延長で出走する馬は【2-0-2-23】複勝率14.8%と、一見好走率は悪くない。ただし好走馬の内訳を見るとノームコア、レシステンシア、ソングライン、アスコリピチェーノという面々で、いずれもこのレース以前にマイルGⅠを勝った実績があった。マイルGⅠ勝ち馬を除くと、距離延長組は【0-0-0-16】に終わっている。

消去済みのワイドラトゥールに加え、愛知杯から参戦する3頭が脱落した。3頭とも距離そのものはクリアできそうな戦績だが、ここでは単純に能力劣勢と映る。

【今年の該当馬】
・アイサンサン
・ドロップオブライト
・マピュース
・(ワイドラトゥール)


『中4週以下』×『前走馬体重470kg以上』★0.0%★

次に出走間隔について。ヴィクトリアマイルは前走からの間隔を長めにとった馬が好成績だ。具体的には、中9週以上が【4-2-1-17】複勝率29.2%。前哨戦にあたる牝馬重賞はいくつかあるが、必ずしもそこを叩くのがプラスにはならないようだ。

反対に、中4週以下で臨む馬は【4-4-5-79】同14.1%。阪神牝馬S組の健闘によって最低限の数字にはなっているが、前走馬体重470kg以上あった大きめの馬はことさら苦戦傾向で【0-0-0-28】。5番人気以内に支持された馬も5頭いたが、ことごとく馬券圏外に敗れていた。

このデータで大物が一斉にアウト。エンブロイダリーは前走496kgからの中4週。同じく阪神牝馬Sから参戦するカムニャックも前走時は498kgだった。今週はこのデータが機能するか否かが勝負の分かれ目になりそうだ。

【今年の該当馬】
・エンブロイダリー
・カナテープ
・(カピリナ)
・カムニャック
・パラディレーヌ
・ラヴァンダ


『非・社台ノーザン系生産馬』×『前走4角5番手以下』★2.3%★

ここで伝家の宝刀「生産者ネタ」を発動する。社台ノーザン系(※社台F、ノーザンF、追分F、社台コーポレーション白老Fとする)の生産馬が圧倒的に強く、過去10年で【9-8-8-71】複勝率26.0%と3着内の大部分を占めている。

対照的に、非・社台ノーザン系の馬は【1-2-2-70】で複勝率もわずか6.7%と冴えない。好走5例のうち4頭に「前走で4角4番手以内」という共通項があり、同5番手以下なら【0-0-1-43】複勝率2.3%だった。

ケリフレッドアスク、ココナッツブラウン、ニシノティアモの3頭が新たに消去された。ココナッツブラウンは高い能力の持ち主だが、長距離輸送に不安を抱える。東京では手を出しにくい。

【今年の該当馬】
・(カピリナ)
・ケリフレッドアスク
・ココナッツブラウン
・(ドロップオブライト)
・ニシノティアモ
・(パラディレーヌ)
・(ラヴァンダ)
・(ワイドラトゥール)


『単勝オッズ20倍以上』×『栗東所属騎手』★0.0%★

現時点で残すところ4頭。最後は当日のオッズが絡むデータを紹介して仕上げとする。

波乱が多いイメージのヴィクトリアマイルだが、意外にも単勝オッズ20倍以上で馬券に絡んだ馬は4頭しかいない。また、その4頭はいずれも美浦所属の騎手に導かれたもの。栗東所属騎手は単勝20倍以上の人気薄で【0-0-0-56】と見事に全滅だった。

残る4頭のうち、栗東の騎手が騎乗予定なのはエリカエクスプレスとクイーンズウォーク。クイーンズウォークの方は上位人気が予想され、事実上は単勝オッズ20倍未満(=消去回避)が確定的だ。エリカエクスプレスがちょうど微妙なライン。こちらの取捨はオッズを注視して決める。

【今年の該当候補】
・エリカエクスプレス
・クイーンズウォーク

5つのデータを終えて、確実に残るのはジョスラン、チェルヴィニアの2頭。クイーンズウォークも残るのが濃厚で、エリカエクスプレスが当落線上だ。

馬券は今週も残った馬の馬連ボックスを推奨する。NHKマイルCは4頭が残って馬連6点で17.1倍が的中した。同じコースのGⅠで連勝といきたい。

《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。

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