【マイラーズC】GⅡ・3勝馬シックスペンス、スワンS勝ち馬オフトレイルは消し ハイブリッド式消去法

5つのデータから絞れた馬は?
今週から中央競馬は開催が替わって、春の東京と京都がスタートする。日曜の京都メインはマイラーズC。安田記念の前哨戦にあたる古馬のマイルGⅡだ。
いつも通り過去10年(※21、22年は阪神開催)のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。フルゲート18頭に対し19頭が登録しているが、レディントンはオアシスSにも登録があり、そちらに回る可能性も。よって今回はそのまま19頭を対象に進める。
『前走7着以下』×『マイル重賞未勝利』★2.3%★
まずはいつも通り、前走の結果が振るわなかった馬から削っていく。今回のターゲットは「前走7着以下」【0-5-1-56】複勝率9.7%。馬券に絡んだ6頭のうち、5頭はこのレース以前にマイル重賞を勝った実績があった。マイル重賞未勝利馬に限ると【0-1-0-42】同2.3%とほぼ反撃がない。
いきなり7頭が脱落した。東京新聞杯10着オフトレイルは1800mと1400mの重賞を勝っているが、マイル重賞は未勝利。フェブラリーS9着から芝に戻るシックスペンスもGⅡ・3勝は全て1800mだ。それぞれ消去する。
【今年の該当馬】
・アサヒ
・エルトンバローズ
・オフトレイル
・クルゼイロドスル
・シックスペンス
・マテンロウスカイ
・レディントン
『前走6番人気以下』×『前走で人気より上の着順』★0.0%★
今度は前走時の人気に着目。前走で6番人気以下(※公式データがない海外レース除く)の低評価だった馬は【0-2-1-61】複勝率4.7%で、かなり苦戦を強いられている。
面白いことに、人気薄でそのまま大敗した馬より、むしろ「人気より上の着順に入った馬」の方がマイラーズCでの結果が悪い。該当馬は【0-0-0-33】と見事に全滅だった。
前走6番人気以下で、その人気より着順がよかったのは下記の6頭だ。大阪城Sを7番人気で勝ったドラゴンブーストは後追い厳禁。ダービー卿CT7番人気6着ブエナオンダは京都金杯を勝ったコースに戻っていかにも条件好転という感じはするが、データに従って消しとする。
【今年の該当馬】
・(アサヒ)
・ショウナンアデイブ
・ドラゴンブースト
・ファインライン
・ブエナオンダ
・ロングラン
『前走初角4番手以内』×『前走時馬体重減』★0.0%★
次に脚質について。基本的に京都開幕週に施行される(阪神代替も2回あったが)にもかかわらず、意外と先行馬の勝利が少ないのもマイラーズCの特徴だ。初角4番手以内から勝ったのは19年ダノンプレミアム、20年インディチャンプの2頭だけで、それぞれ単勝オッズは1.3倍と1.6倍。単勝回収率は6%しかない。
これと連動し、前走で初角4番手以内だった馬も【2-1-4-32】複勝率17.9%といまひとつ。なかでも、前走に馬体重減で出走していたケースは【0-0-0-15】で、3番人気の3頭を含むオール馬券圏外だった。
六甲Sを勝ったベラジオボンド、東風Sで先行して11着に敗れたランスオブカオスが消える。六甲Sはメンバーが手薄だった印象が否めず、ベラジオボンドは一気の相手強化で能力的に通用するかが焦点。ランスオブカオスはデビューから堅実に走ってきたが、前走だけあまりにも粘れなかった。相手も上がって不安の残る一戦となりそうだ。
【今年の該当馬】
・ベラジオボンド
・ランスオブカオス
『6歳』×『中9週以下』★0.0%★
4つ目は年齢別成績。全体傾向として若い馬が優勢で、4~5歳馬は複勝率が30%を超えている。それ以上の高齢馬は総じて振るわないが、特に6歳馬は【2-1-0-22】複勝率12.0%。これは7歳や8歳よりも低い数字だった。
その6歳馬のうち、中9週以下のローテだと【0-0-0-17】。東京新聞杯からの中10週には好走例があるので、それより後に使っているかどうかで仕分けたい。
今年は6歳馬が4頭登録していて、中3週のキョウエイブリッサ、中7週のシャンパンカラーが消去となった。GⅠ馬シャンパンカラーはこの頃少しずつ復調気配を見せているが、GⅠだと相手が強く、かといってGⅡやGⅢでは斤量を加増されてしまうのが痛い。
【今年の該当馬】
・キョウエイブリッサ
・シャンパンカラー
『社台ノーザン系生産馬』×『6番人気以下』★3.4%★
現時点で残っているのは3頭だけ。最後は当日の人気順が絡むデータを紹介しておく。
対象は社台ノーザン系(※社台F、ノーザンF、追分F、社台コーポレーション白老Fとする)の生産馬。全体成績は【6-6-5-48】複勝率26.2%と上々だが、馬券に絡んだのはほとんどが上位人気で、6番人気以下なら【0-0-1-28】同3.4%だった。これを最後の消去データとして採用する。
3頭のうち、社台ノーザン系の生産馬はアドマイヤズームとファーヴェント。といってもアドマイヤズームは1番人気想定で、消去対象(=6番人気以下)になることはまずないだろう。もう片方のファーヴェントはちょうど6番人気付近になりそう。こちらの取捨はオッズを見てから決める。
【今年の該当候補】
・アドマイヤズーム
・ファーヴェント
5つのデータを終えて、確実に残るのはウォーターリヒトただ1頭となった。事実上はアドマイヤズームもほぼ生き残り確定。ファーヴェントが微妙な情勢だ。
ウォーターリヒトは昨年同コースで行われたGⅠ・マイルCSで3着と好走した。高杉吏麒騎手に乗り替わってからの2戦は以前よりポジションをとってレースを進め、それが結果にもつながっている。今回もその高杉騎手の継続騎乗。引き続き期待していい。
馬券は残った馬の馬連ボックスとする。ファーヴェントが残れば3点だが、2頭だけなら潔く1点勝負で臨むつもりだ。
《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。
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