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【オーシャンS】前走GⅢ組が単回120%で狙い目 ビッグシーザーの復活に期待

8時間前
貴シンジ
オーシャンS 前走GⅢ組の好データ(過去10年),ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

3つのファクターから推奨馬を見つけ出す

今回は2月28日(土)に中山競馬場で行われるオーシャンステークスについて、下記3つのファクターを組み合わせるコンプレックスアナライズで分析を行っていく。

・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走の内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」

特別登録のあった18頭のうち、除外対象のマイネルジェロディとレッドシュヴェルトを除いた16頭を検討対象とし、過去10年のデータを使用する。


重要データ:前走OP/L組とGⅢ組が中心

前走クラス別成績,ⒸSPAIA


オーシャンSは高松宮記念の前哨戦として毎年この時期に中山競馬場で行われる名物スプリント重賞だ。

GⅠに向けたステップとして使う馬と、ここを目標にしてきた上がり馬が激突する舞台だが、レース全体の回収率は単勝62%・複勝61%となっており、イメージ以上に堅いというところは押さえておきたい。

今回注目データとして取り上げたいのが、前走クラス別成績だ。3勝クラス組は【0-0-2-11】で複回収率40%止まり。3連勝中のフリッカージャブは昇級初戦からそれなりの人気を背負いそうだが、データ的には買いづらい。

続いてOP/L組は【3-4-1-49】で単回収率28%、複回収率63%といまひとつ。ただし、これを当日5番人気以内だった馬で絞り込むと【3-3-1-9】単回収率は102%となる。

今年はファンダムに注目。前走・ニューイヤーSは3着も日本ダービーから7か月ぶりの復帰戦であり、馬体重+22kgとかなり余裕のある身体つきだった。1200mの距離は未知数だが、中山マイルでのデビュー2連勝などもあって人気を集めそうで、好走データに合致してくることが予想される。

GⅢ組は【4-5-3-49】とボリュームゾーンになっており、単回収率120%、複回収率55%と一発の魅力がある。特にシルクロードS組は【3-3-2-27】単回収率200%と好相性で、今年は勝ち馬フィオライアを含めて5頭が出走予定だ。

GⅡ組は【1-0-1-10】単回収率22%と狙いづらい。GⅠ組は【1-1-2-3】で一見すると好相性だが、馬券に絡んでいる馬はすべてスプリンターズSからの臨戦だった。

今年はスプリンターズS組が不在で、GⅠ組のうち2頭はアメリカから、1頭は地方からというラインナップになった。海外からの臨戦で馬券に絡んだ馬は2頭いるが、こちらもすべて香港スプリントからの臨戦。インビンシブルパパとピューロマジックは当てはまらない。

【前走OP/L組の出走予定馬】
・ウイングレイテスト
・ファンダム
・フリームファクシ
・ルージュラナキラ

【前走シルクロードS組の出走予定馬】
・オタルエバー
・カリボール
・ビッグシーザー
・フィオライア
・レイピア


前走の内容:シルクロードS

今年のシルクロードSは前半3Fが34秒5、後半3F33秒5で後傾1秒0。スプリント重賞としては超がつくスローペースとなった。

16番人気だったフィオライアの勝利となったが、スローペースでハナに立ち、決着時計も速すぎないという展開のすべてが向いていた。

負けた組では、2着レイピアはスローペースで掛かり気味となり、8枠17番から外々を回したロスもあった。勝ち馬よりも評価できる内容だったと言える。

また、最も注目したいのが12着に大敗したビッグシーザーだ。スタートで2馬身出遅れて最後方になってしまったが、直線はインから脚を伸ばしてきた。

この日の京都芝の直線は内側の馬場が荒れており、にもかかわらず上がり3位32秒9を叩き出したことは評価できる。

加えて、この時は前年春の高松宮記念以来で約10か月ぶりのレースだった。内容のある敗戦と捉えて良く、大敗後で人気が落ちそうな今回は狙いたい。


血統解説:ビッグシーザー

ビッグシーザーの血統表,ⒸSPAIA


・ビッグシーザー
日本での牝祖は母アンナペレンナだが、3代母バイユーストームの産駒も日本で走っており、2011年に佐賀記念(JpnⅢ)を勝利したメテオロロジストは同じファミリーにあたる。

母アンナペレンナは現役時にダートの中距離でJRA通算3勝。ビッグシーザーの全弟ビッグドリームもJRAで2勝を挙げている。

もとはアメリカで繋がってきたファミリーで、アンナペレンナがStorm Catの3×3を持っていることもあり、一定のラップで走る能力に長けている。

父にビッグアーサーを迎えたビッグシーザーはスピード性能と芝適性が補強され、芝のスプリンターに出た。父の産駒はパワーに優れた持久戦に強いスプリンターが多く、本馬も前走のようにゆったりとした流れではなく、もっと前半が流れてくれた方が競馬はしやすいだろう。

その点、今回はインビンシブルパパとフィオライアがハナを取り合う展開が予想され、前走よりも流れる可能性が非常に高い。叩き2戦目の上昇も含めて期待できる。


Cアナライズではビッグシーザーを推奨

今回のCアナライズではビッグシーザーを推奨する。

前走の12着大敗は悲観する内容ではなく、明け6歳でも衰えは一切感じられない。

その他の有力馬ではママコチャも人気を集めそうだが、こちらは前走ダートからの芝戻り初戦となる。大目標は高松宮記念となるはずで、ここは十分勝負になるだろう。

また、OP/L組で上位人気が予想されるファンダムも上積みが大きそうで、印は回しておきたい。

《ライタープロフィール》
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。

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