【AJCC】オールカマー2着馬ドゥラドーレスは消し ハイブリッド式消去法

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5つのデータから絞れた馬は?
先週の日経新春杯は最終的に4頭が残り、馬連ボックス(6点)で24.3倍が的中。2026年の初白星となった。連勝を飾りたい今週は日曜の中山メイン・アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)を予想する。
いつも通り過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。登録馬全16頭を対象とする。
『前走0.6秒差以上の負け』×『JRA重賞連対歴なし』★0.0%★
まずは例によって、前走の結果がよくなかった馬から消していく。今回の標的は「前走0.6秒差以上で負けた馬」。その成績は【1-4-4-69】複勝率11.5%と苦戦気味だ。特に「JRA重賞で連対歴がない馬」については【0-0-0-20】と全滅していた。
最初のデータで以下の4頭が消去となる。いずれも近況にポジティブな材料が少なく、実績も足りない。バッサリいって問題ないだろう。
【今年の該当馬】
・アルビージャ
・サンストックトン
・ホウオウノーサイド
・マイネルメモリー
『前走9番人気以下』×『栗東所属馬』★0.0%★
続いては前走の人気に着目。前走で9番人気以下とあまり支持されていなかった馬は【2-1-3-54】複勝率10.0%と低調だ。好走6例はいずれも美浦の馬から出ており、関西馬は【0-0-0-22】と一度も馬券に絡んでいない。
このデータでさらに4頭が消える。日本ダービー13番人気18着以来となるファウストラーゼンは中山歓迎だが、長期休養明け&転厩初戦で計算が立たない臨戦過程。有馬記念9着マイネルエンペラーは相手緩和のここなら有力だが、データにしたがって消す。
【今年の該当馬】
・アウスヴァール
・エヒト
・ファウストラーゼン
・マイネルエンペラー
『前走4角10番手以下』×『前走がGⅠ以外』★0.0%★
今度は脚質をチェックする。AJCCは前残りの決着になる年が多く、過去10年で4角4番手以内の馬が8勝を挙げている。逆に、同10番手以下の後方勢は【0-1-0-45】と不振だ。
これに伴い、前走時点で後方にいた馬の成績もよくない。「前走4角10番手以下」は【1-0-1-39】複勝率4.9%。馬券に絡んだのはジャパンCで上がり最速だったショウナンバッハと、天皇賞(春)で上がり最速だったタンタアレグリア。前走がGⅠでなければ【0-0-0-23】となる。
新たに3頭が脱落した。ディマイザキッドとニシノレヴナントは直線一気のタイプで、AJCCの傾向に沿わない。3年前の勝ち馬ノースブリッジは本来先行できる馬だが、1年休養もあった明け8歳馬で能力的に落ちている可能性は否めない。
【今年の該当馬】
・(エヒト)
・ディマイザキッド
・ニシノレヴナント
・ノースブリッジ
・(マイネルメモリー)
『7歳以上』×『前走2200m以上』★0.0%★
次に年齢別データ。AJCCでは4歳馬【3-4-3-14】複勝率41.7%が他の世代から頭ひとつ抜けた成績。なるべく若い馬を狙うのが賢明だ。対照的に7歳以上の馬は【1-3-2-46】同11.5%で、決していい数字とは言えない。
また、7歳以上で馬券に絡んだ6頭には「距離延長での参戦」という共通項があった。前走が2200m以上だった7歳以上馬は【0-0-0-18】で出番なし。一昨年は8歳馬マイネルウィルトスがこのパターンで1番人気に推されるも5着に終わった。
ここで8歳馬チャックネイト、7歳馬ドゥラドーレスが消える。オールカマーでレガレイラの2着に健闘したドゥラドーレスは当然上位人気だろうが、今回はクラシックで善戦した4歳勢の勢いが脅威となる。
【今年の該当馬】
・チャックネイト
・ドゥラドーレス
『斤量57kg以上』×『当日7番人気以下』★0.0%★
4つ目のデータを終えた時点で残るは3頭だけ。もう十分絞り込めたが、最後の仕上げとして当日のオッズが絡むデータを紹介しよう。
掛け合わせるのは斤量と人気順。斤量57kg以上の馬が馬券に絡んだ例は11回あるが、全て6番人気以内によるもの。7番人気以下では【0-0-0-25】だった。
残る3頭のうち、57kg以上を背負うのはショウヘイとマテンロウレオ。といってもショウヘイは6番人気以内(=消去回避)が確定的。マテンロウレオは残るかどうか微妙なところだ。
【今年の該当候補】
・ショウヘイ
・マテンロウレオ
5つのデータを終えて、確実に残るのはジョバンニだけ。ショウヘイもまず間違いなく残るはずで、マテンロウレオの人気次第で2~3頭のラインナップとなる。
ここはジョバンニの重賞初勝利に期待したい。菊花賞は内枠が災いし、道中で徐々に位置取りが悪化。直線に向く時点で16番手まで下がってしまった。むしろそこから8着まで挽回した点に改めて地力を見た。
中山には良績があり、距離もこのくらいがちょうどいいだろう。同世代のショウヘイより斤量が1kg軽いのも嬉しいポイントだ。
推奨馬券は残った馬の馬連ボックスと、ジョバンニの単勝とする。日経新春杯のゲルチュタールに続き、現4歳世代牡馬の強さを見せてもらおう。
《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。
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