140勝のC.ルメール騎手が3年連続のリーディング獲得 戸崎圭太騎手は8勝差の2位で終える【2025年の騎手リーディング】

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
2年連続の騎手大賞
2025年の全ての開催が終了し、140勝をあげたC.ルメール騎手が3年連続8回目の騎手リーディングに輝いた。
1年を振り返ると23年ぶりにインドへ遠征するなど、序盤から海外での騎乗も多く、また意識的に騎乗数を減らしていたこともあり、リーディングトップ5にランクインしてきたのは6月になってからだった。
しかし夏以降も海外遠征を挟みながらも着実に勝ち星を積み重ね、11月終了時にはトップに浮上。12月も10勝を上積みして、最終的には2位に8勝差をつけた。
勝利数だけでなく、勝率26.9%で最高勝率、獲得賞金でもトップの3,714,361,000円を記録して2年連続となる騎手大賞を獲得。終わってみれば改めてルメール騎手の凄さを感じる結果となった。
2位は戸崎圭太騎手。ダノンデサイルとのコンビでドバイシーマクラシックを優勝した際に生まれた「ベリーベリーホース」の名言がファンの心を掴み、年間を通じて競馬界を賑わせてくれた。
1月終了時から10月終了時までトップを快走。このまま押し切るかとも思われたが、最終的には逆転を許した。12月もステイヤーズSをホーエリートでのコンビで勝利するなど9勝を上積み、21日の中山7RではJRA通算1700勝も達成したが、年間132勝止まりだった。
2着が127回と多く、数字上では勝ちきれないレースが多かったこともわずかな差につながった。しかし、年間を通じての安定感は素晴らしく、賞金ランキングでも3,051,117,000円で2位という成績で終えた。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
松山弘平騎手は12月だけでGⅠ・2勝の活躍
3位は128勝をあげた松山弘平騎手。1月からコンスタントに上位争いを繰り広げ、12月の日別の成績は0→1→2→3→3→1→2→0、月間2位となる12勝を記録。月間の単回収率は149%と好成績を残した。
その中にはスターアニスとのコンビで制した阪神JF、ロブチェンでのホープフルSも含まれており、12月だけでGⅠ・2勝と大舞台でも活躍。年間ではGⅠ・3勝を含む重賞7勝、賞金ランキングでは2,616,873,000円で4位という成績だった。
横山武史騎手は12月を2→1→1→0→0→1→0→0、月間5勝という成績で終え、年間110勝で4位。上位につけながらも好不調の波があった1年だったが、年間を通じては重賞4勝、獲得賞金では2,441,897,000円で5位にランクインしている。
横山武史騎手と同じ110勝ながら、2着の回数差で5位に終わったのは坂井瑠星騎手。12月はダブルハートボンドとのコンビでチャンピオンズカップを優勝し、同レース3連覇を達成。月間では6勝を上積みし、JRAでは年間重賞7勝、賞金2,319,244,000円でランキング6位だった。
2025年の坂井騎手を振り返るうえで、やはり海外での活躍を取り上げなければいけない。2月のサウジカップでは香港のロマンチックウォリアーを撃破した。
11月のブリーダーズカップクラシックでは日本調教馬で初勝利を挙げ、フォーエバーヤングとのコンビで世界を席巻。また8月の騎手招待レース・シャーガーカップでもアジア選抜の一員として優勝するなど、世界を股にかける活躍が印象に残った。
一方で2018年以降トップ5圏内、2019年から6年連続でトップ3にランクインしていた川田将雅騎手は、105勝でリーディング6位という結果に終わった。それでも重賞10勝をマークして2,915,143,000円を獲得。賞金ランキングで3位と大舞台での存在感は示したと言っていい。
リーディング7位に入った丹内祐次騎手は、デビュー22年目にしてキャリアハイの95勝を記録。2月に月間11勝をあげて上位にランクインすると、そのまま好調を維持。開催最終日となった28日の中山3Rで自身初となる年間1000回騎乗を達成。最終的には1007回まで伸ばすなど飛躍の年となった。
ライタープロフィール
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。
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