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【中山金杯】「前走初角4番手以内から連対した馬」が複回収率171% データで導く穴馬候補3頭

19時間前
鈴木ユウヤ
中山金杯2026 データで探す穴馬,ⒸSPAIA

データで見る「穴候補3頭」

ミュージアムマイルの勝利で幕を閉じた有馬記念から一週間、今年も中央競馬がスタートする。開幕の重賞は毎度おなじみ、東西の金杯。中山と京都でそれぞれ古馬のハンデGⅢが行われる。

この記事では中山金杯の方がターゲット。一番福をつかむべく、様々な切り口のデータを駆使して3頭の穴候補を導き出した。

「先行力+前走連対実績」で複回収率171% マイネルオーシャン

まず1頭目はマイネルオーシャン。前走の3勝クラス・常総Sは3番手から直線の追い比べでしぶとく伸び勝ち、11番人気の低評価を覆した。

中山金杯は仮柵移動の初週(※24年まではCコース、昨年からBコース)に施行されるため、内目の枠、あるいは前に行ってロスなく運べる馬が有利だ。


中山金杯 前走初角通過順別成績,ⒸSPAIA


前走の通過順で分けてみても、初角4番手以内だった馬が【4-3-5-40】複勝率23.1%、複回収率81%に対し、同5番手以下【6-7-5-92】同16.4%、複回45%(過去10年)。前走時点で前のポジションがとれていた馬の方が好走率も回収率も高く出ている。

もう一段絞って「前走で初角4番手以内から連対した馬」とすれば【2-3-3-8】複勝率50.0%、複回収率171%の好成績。昨年8番人気3着ボーンディスウェイもこのパターンだった。

今年は3頭該当馬がいるものの、穴と呼べそうなのはマイネルオーシャンだけか。昇級馬ゆえの斤量有利を生かして前々で立ち回れば面白い。

前年の芝1800m実績が穴探しのヒント カラマティアノス

続いてカラマティアノスを取り上げる。近走は4戦連続で2桁着順に敗れているが、その前には共同通信杯でマスカレードボールと0.1秒差の2着という実績がある。


荻野極騎手 2025年のJRA騎乗成績,ⒸSPAIA


先ほどの「前に行ける馬が有利」という点に関連してか、中山金杯は2000m戦でありながら「1800m実績馬」がよく走る。

一例としては「前年に芝1800mのリステッドか重賞で連対した馬」が【3-3-3-12】複勝率42.9%、複回収率129%だ。比較対象として「前年に芝2000mのリステッドか重賞で連対した馬」も出すと、こちらは【3-2-5-34】同22.7%、複回67%と平凡(どちらも過去10年)。2000mより1800mでの実績を重視したい。

上記の1800m実績がある馬のうち、距離延長で臨むケースは【2-1-1-2】同66.7%、複回175%に達している。ここに当てはまる馬を狙ってみよう。

上位人気が想定されるアンゴラブラックなど該当馬は4頭。なかでもカラマティアノスに注目したい。共同通信杯2着のあと、GⅠの2戦はさすがに力負けだが、京成杯AHは後方待機から進路を探しながらでやや消化不良の0.5秒差10着。前走はダートが合わなかった。本領を発揮できる芝の中距離に戻り、ハンデGⅢの相手関係なら巻き返せる。

2025年に躍進した荻野極騎手の「買い条件」 ウエストナウ

最後はウエストナウ。鞍上には昨年62勝を挙げ、キャリアハイを大幅更新した荻野極騎手が予定されている。


中山金杯 前走GⅠでの着順別成績,ⒸSPAIA


飛躍を遂げた荻野極騎手の2025年JRA成績は【62-57-55-461】。単勝回収率は103%で、ギリギリながら黒字圏に入っていた。

今回と同じ芝2000m戦では【7-7-8-59】複勝率27.2%、複回収率108%。さらに他騎手からの乗り替わりだと【4-5-6-32】同31.9%、複回119%だ。この中山金杯も荻野極騎手の「買い条件」に沿っている。

ウエストナウ自身は揉まれるのが苦手なのか、これまでの好走歴はいずれも外枠か、先行できたときに偏っている。2走前には後の重賞馬シェイクユアハートを破っており、力を出し切った時のポテンシャルは高い。枠順や騎乗に注文はつくが、鞍上のエスコート次第で好勝負に持ち込めるはずだ。


《ライタープロフィール》
鈴木ユウヤ
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xなどで発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。

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