【香港国際競走】ベラジオオペラは上村洋行調教師を背にキャンター調整 日本調教馬3頭が馬場入り

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
12日は日本調教馬3頭がオールウェザーコースに登場
香港国際競走を2日後に控え、12日(金)も出走馬たちはシャティン競馬場で調整を行った。この日、芝コースで調整した日本調教馬はおらず、オールウェザーコースで馬場入りしたのは3頭のみだった。
香港カップに出走するベラジオオペラは、10日に芝コースで6ハロン82.6、ラスト22.1というタイムで追い切られて、前日は馬場入りしていなかったが、この日はオールウェザーコースに登場。上村洋行調教師が騎乗してキャンターで馬場を2周した。豊富な乗り込み量と精神面でもどっしりと落ち着いている点からも状態は非常に良さそうな印象を受けた。
その他、オールウェザーコースではウインカーネリアン(香港スプリント)が三浦皇成騎手を背に、ローシャムパーク(香港カップ)もキャンター調整を行っている。
エンブロイダリーは入念にパドックを周回
調教を終えたベラジオオペラに加えて、馬場入りせずに厩舎地区から移動してきたサトノレーヴ(香港スプリント)はアーバンシック(香港ヴァーズ)を先導する形で登場。その後エンブロイダリー(香港マイル)も姿を現してほぼ同時刻にパドックスクーリングを実施。エンブロイダリーに関しては、他馬よりも入念に5周ほど周回するなど、多くの時間を割いていた。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
またこの日はゲート練習も設定されており、ベラジオオペラ、ローシャムパーク、アーバンシック、エンブロイダリーがメニューに組み入れた。
日本調教馬以外で取り上げておきたいのは、香港スプリントに出走するカーインライジング。オールウェザーコースに入り、ラスト2ハロン29.5というタイムを出している。
《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。
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