【オールカマー予想印まとめ】レガレイラ、ドゥラドーレス兄妹に支持集まる “マジックマン”が駆る8歳馬にご用心
SPAIA編集部

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本命割れるもGⅠ馬への信頼は厚め
21日に中山競馬場で行われるオールカマー(GⅡ・芝2200m)。昨秋の有馬記念を制した中山GⅠ・2勝のレガレイラ、その兄ドゥラドーレスなど芝中長距離戦線を担う実力馬11頭が集結した。SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

本命は3頭に割れたが、予想陣3者のいずれからも2番手以上の評価を受けたレガレイラが一歩リードする構図となっている。
東大ホースメンクラブはレガレイラについて、中山GⅠで2勝を挙げるメンバー唯一のGⅠ馬という実績を第一に評価。近走は追込一辺倒だった脚質の改善が見られる点も好材料とし、4枠4番の内目を引いた今回は枠の利を生かして有馬記念のような競馬に期待を寄せる。
一方、AI予想エンジンKAIBAはレガレイラを2番手に高評価しつつも、兄ドゥラドーレスを上に取った。過去10年のデータでは「前走重賞1番人気」×「距離延長」の馬が直近3年連続で勝利を挙げており、ただ一頭該当するドゥラドーレスには強力な追い風。また、鞍上のC.ルメール騎手はオールカマー3戦3勝、さらに現在2連覇中と勢いに乗っている点も見逃せない。
血統解説コラムを連載する坂上明大氏はコスモキュランダを推奨。中山芝2200mは特殊なコースレイアウトとなっていることからリピーターが好走しやすい舞台とし、セントライト記念2着やAJCC3着など同舞台で安定したパフォーマンスを披露している点を評価した。さらに、両親から高い小回り適性を受け継いでおり、血統面の後押しも十分ある。
そのほかでは。3者から満場一致の“単穴”評価を受けた8歳馬クロミナンスも侮れない。昨年のAJCC3着、日経賞2着と中山実績は十分で、鞍上は再来日初週から重賞を制した“マジックマン”ことJ.モレイラ騎手。チャレンジCを勝ったオールナットのように、内を突いての一発があっても不思議はない。
AI予想エンジンKAIBA
◎ドゥラドーレス
◯レガレイラ
▲クロミナンス
△フェアエールング
×ホーエリート
東大ホースメンクラブ
◎レガレイラ
◯コスモキュランダ
▲クロミナンス
△リビアングラス
×ドゥラドーレス
坂上明大(血統分析)
◎コスモキュランダ
◯レガレイラ
▲クロミナンス
△リカンカブール
×ホーエリート
×ヨーホーレイク
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