【新潟2歳S予想印まとめ】少頭数も上位拮抗 リアライズシリウス、サノノグレーターが台頭
SPAIA編集部

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「皐月賞馬の妹」など素質馬が集結
24日に新潟競馬場で行われる新潟2歳S(GⅢ・芝1600m)。今年は10頭と少頭数ながら、東京マイルの新馬戦で7馬身差圧勝のリアライズシリウスや、今年の皐月賞馬ミュージアムマイルの半妹であるフェスティバルヒルなど素質馬がそろった。SPAIA予想陣3者はどの馬に本命印を打ったのか見ていこう。

10頭と少数ながら濃いメンバーがそろい、予想陣の印も上位拮抗の構図に。本命印に加え、2番手評価がついた馬はリアライズシリウス一頭のみだった。
血統解説を連載する坂上明大氏は自身のコラム内で、開催後半などの荒れた馬場への適性が高い「ノーザンテースト」を注目血統にピックアップ。過去10年で3着内30頭中16頭を送り出す同血脈に加え、欧州由来のスピードも兼備する点から高い評価をあたえている。
一方、京都大学競馬研究会は新馬戦のパフォーマンスを根拠にサノノグレーターを推す。6月の東京芝1600m・新馬戦において「勝ち時計1:34.6以内」かつ「上がり3F最速、33.9秒以内」で勝利した馬はサノノグレーターを含め、GⅠ・6勝のグランアレグリア、秋華賞2着などの実績があるボンドガールの3頭のみ。ポテンシャルは世代屈指であり、今回のメンバーでは最上位と判断した。
AI予想エンジンKAIBAの本命はフェスティバルヒル。世代で2番目に施行される重賞とあって、1月生まれの早生まれは【1-1-1-6】複勝率33.3%と好走率が高く、「1600mの新馬戦」から臨む馬に限れば、【1-1-1-2】複勝率60.0%と抜群だ。昨年の1、3着馬もこれに該当しており、1月8日生まれのフェスティバルヒルにとっては心強い。
ほかでは、ヒルデグリム、サンアントワーヌ、タイセイボーグが印2つをそれぞれ獲得しており、相手候補としては外せない。なかでもヒルデグリムは今回と同舞台の新馬戦を0秒4差で勝ち上がっており、コース実績の裏付けから警戒が必要だ。
AI予想エンジンKAIBA
◎フェスティバルヒル
◯リアライズシリウス
▲サンアントワーヌ
△タイセイボーグ
×サノノグレーター
京都大学競馬研究会
◎サノノグレーター
◯ヒルデグリム
▲タイセイボーグ
△サンアントワーヌ
坂上明大(血統分析)
◎リアライズシリウス
◯ヒルデグリム
▲フェスティバルヒル
△サノノグレーター
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