【新潟2歳S】AIの本命は皐月賞馬の半妹フェスティバルヒル 「1月生まれ」に複勝率60%の注目データあり
SPAIA編集部

ⒸSPAIA
昨年の優勝馬も該当する好データ
24日に新潟競馬場を舞台に争われる新潟2歳S(GⅢ・芝1600m)。2歳世代最初のマイル重賞であり、21年セリフォスや23年アスコリピチェーノら後の古馬GⅠウイナーを輩出している出世レースでもある。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:フェスティバルヒル
●短評
栗東・四位洋文厩舎に所属するサートゥルナーリア産駒で、7/8同血の兄には今年の皐月賞を制したミュージアムマイルがいるという良血だ。阪神芝1600mで行われた新馬戦では、1000m通過62.4のスローペースのなか、4角4番手付近から上がり最速の末脚で差し切り勝ち。下した2、3着馬が次走の未勝利戦を勝ち上がった点からも、相手関係は上々といえる。
この新潟2歳Sを勝てば、秋の大舞台、そして来春のクラシック戦線へと一気に視界が開ける。兄に劣らぬ資質と、デビュー戦で示した決め手を武器に、弾みをつけたい一戦だ。
●データ
2歳夏に施行される世代で2番目の重賞である点から、「生まれの早さ」が本レースにおいては重要な要素となる。過去10年では、1月生まれが【1-1-1-6】複勝率33.3%、2月生まれが【5-3-2-26】同27.8%と好成績。特に前者は複勝回収率171%と馬券妙味も大きく、3着以内の3頭はいずれも5番人気以下での激走だった。
さらに、1月生まれ組を前走条件で深掘りすると、「1600mの新馬戦」から臨む馬が【1-1-1-2】勝率20.0%、複勝率60.0%と抜群。昨年は該当馬のトータルクラリティが6番人気1着、プロクレイアが5番人気3着と素晴らしい結果だった。
ほかでは、前走で上がり2位以内だった「社台・ノーザン系生産馬」が【6-5-3-18】同期間の連対馬20頭中11頭を占める活躍ぶりで単勝回収率も112%と狙い目。長い直線での末脚勝負に強い馬たちが多く、AIの上位評価馬4頭も同条件に当てはまっている。
AI予想エンジンKAIBA
◎フェスティバルヒル
◯リアライズシリウス
▲サンアントワーヌ
△タイセイボーグ
×サノノグレーター
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
《関連記事》
・【新潟2歳S】過去10年のレースデータ
・【新潟2歳S】過去10年の3着内30頭中16頭にノーザンテーストの血 舞台適性高い注目2頭
・【新潟2歳S】上位人気は堅調も…大物候補2頭は強調材料乏しく “第三極”台頭の可能性に警戒
