欧州GⅠに挑むダノンデサイルとアスコリピチェーノが現地到着 インターナショナルSとジャックルマロワ賞は日本での馬券発売も決定
SPAIA編集部

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ジャックルマロワ賞は17日、インターナショナルSは20日
日本中央競馬会(JRA)は7日、欧州遠征に臨むJRA所属馬の現地到着を発表した。
8月17日(日)にフランスのドーヴィル競馬場で行われるジャックルマロワ賞(GⅠ)に出走予定のアスコリピチェーノ(牝4/美浦・黒岩陽一厩舎)は、日本時間7日5時15分にシャンティイ入り。鈴木謙治朗調教助手は「長時間の輸送となりましたが、前回サウジアラビアに遠征した時と同じような感じで、いつもどおりのコンディションを保てていると思います」と語った。
アスコリピチェーノは2023年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を制した2歳女王で、今年5月にはヴィクトリアマイル(GⅠ)で2つ目のビッグタイトルをゲット。今回は初の海外GⅠ制覇を目指し、キャリア初となるフランスでの戦いに挑む。
また、8月20日(水)にイギリスのヨーク競馬場で行われるインターナショナルステークス(GⅠ)に出走予定のダノンデサイル(牡4/栗東・安田翔伍厩舎)も、日本時間7日2時32分にロンドンのスタンステッド空港に無事到着。そこから馬運車でニューマーケットのジェームズ・ホートン厩舎へと移動している。
安田翔伍調教師は「輸送については、当初の予定どおり順調に進めることができ、到着後の雰囲気を見る限り、最小限の疲労に留めることができたと思います」としたうえで、「精神面の乱れも見られませんので、引き続き明日以降の様子を確認しながら、レース当日までの過ごし方を考えていきたいと思います」とコメントした。
ダノンデサイルは2024年の日本ダービー馬で、今年は4月のドバイシーマクラシック(GⅠ)で海外GⅠ初勝利。その前走では後にサンクルー大賞(GⅠ)とキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(GⅠ)を連勝するカランダガンを破っており、今回の再戦は実現しなかったが、カランダガンを撃破した馬として現地での注目度も高まっている。
また、ジャックルマロワ賞にはJRAからもう1頭、ゴートゥファーストが出走予定。こちらはすでに現地入りして調整を進めており、6日にはエーグル調教場(芝直線コース)で約6ハロンの単走調整。横井正裕調教助手は「しっかりとハミを取って行きっぷりもよく、よく動けていたと思います。息遣いも悪いところはありませんでしたし、よい負荷をかけることができました。レースに向けても、落ち着いていて良い精神状態を保てていると思います」と手応えを口にした。
今年のジャックルマロワ賞とインターナショナルSは日本国内での馬券発売も決定。詳細はJRA公式サイト(https://www.jra.go.jp/news/202508/080502.html)で確認できる。
<馬券発売レース>
・ジャックルマロワ賞(GⅠ/芝1600m)
日本時間8月17日(日)22時50分発走予定
・インターナショナルステークス(GⅠ/芝2050m)
日本時間8月20日(水)23時35分発走予定
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