【札幌記念】AIの本命はココナッツブラウン 2つの“複勝率50%超”データが追い風に
SPAIA編集部

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滞在競馬で前進可能
17日に札幌競馬場で札幌記念(GⅡ・芝2000m)が行われる。例年、多くの実力馬が集まる一戦ながら、1番人気馬は現在13連敗中。一筋縄ではいかないレースで、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:ココナッツブラウン
●短評
栗東・上村洋行厩舎が管理するキタサンブラック産駒の5歳牝馬。キャリア【4-3-2-2】と安定した成績を誇り、11戦中8回で上がり最速を記録する末脚を武器に今春オープン入りを果たした。
前走のクイーンSでは、一頭抜けた上がり3F34.0の豪脚で追い込むも、追い出しを待たされるロスが響いてアタマ差届かずの2着惜敗。最後まで脚色は衰えておらず、200mの距離延長にも不安はない。
着外だった2戦は馬体重が二桁減となったタイミングでのもので、馬体減は懸念材料。ただし、滞在競馬で臨んだ前走はプラス20kgと馬体を増やすことに成功しており、【2-2-0-0】と水の合う北海道でさらなる前進が期待される。
●データ
過去10年のデータでは「前走国内重賞で2番人気以内」だった馬が【3-1-2-9】複勝率40.0%と好成績。実績馬が参戦しやすい定量GⅡという条件だけに、重賞でも支持を集めるような器でなければ通用しづらいことがうかがえる。
さらに深掘りすると、鞍上が「継続騎乗」の場合【2-0-2-3】勝率28.6%、複勝率57.1%と好走率が上昇し、回収率においても単勝120%、複勝107%と黒字域を記録していた。今年、この条件をクリアするのはココナッツブラウンと北村友一騎手のコンビのみで、好走の可能性は高い。
また、同期間のデータでは「キャリア15戦以下」と比較的フレッシュな「5歳馬」に【3-3-2-7】勝率20.0%、複勝率53.3%で単勝回収率173%と強力なデータが浮上。この条件にはココナッツブラウンだけでなく2番手評価のホウオウビスケッツも該当しており、2頭によるワンツー決着も十分視野に入る。
AI予想エンジンKAIBA
◎ココナッツブラウン
◯ホウオウビスケッツ
▲ステレンボッシュ
△ハヤテノフクノスケ
×ケイアイセナ
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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