【宝塚記念】武豊騎手 vs 池添騎手、ふたり合わせてGP15勝 長らく続く「グランプリ男」対決の行方にも注目だ
SPAIA編集部

ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)
史上4度目のフルゲート開催はならず…
今週末は、阪神競馬場で第66回宝塚記念が開催されます。春のGⅠシリーズを締めくくる、まさに“グランプリ”というにふさわしい一戦です。
今年はファン投票1位のベラジオオペラをはじめ、2位レガレイラ、3位アーバンシックと上位3頭がそろって出走予定。さらに大阪杯2着のロードデルレイや、昨年ジャパンCでドウデュースをクビ差まで追い詰めたドゥレッツァなど、実力馬が集結しました。
なお、登録段階ではフルゲート18頭立ての想定でしたが、枠順発表直前にダノンベルーガが出走回避を表明。今年は17頭立ての戦いとなりました。ちなみに、宝塚記念が18頭立てで行われたのは、66回の歴史の中で2007年、2020年、2022年の3回だけ。史上4度目のフルゲート開催は叶いませんでしたが、熱戦が期待されます。
武豊騎手8勝、池添謙一騎手7勝

ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)
宝塚記念といえば、忘れてはならないのが「グランプリ男」対決!宝塚記念と有馬記念、年に2回しかない“グランプリレース”で幾度となく輝きを放ってきたのが、武豊騎手と池添謙一騎手のふたりです。
<武豊騎手と池添謙一騎手の春秋グランプリ実績>
■武豊【8-12-6-38】
勝率12.5%/複勝率40.6%/単回収率36%/複回収率75%
1989年 宝塚記念 イナリワン
1990年 有馬記念 オグリキャップ
1993年 宝塚記念 メジロマックイーン
1997年 宝塚記念 マーベラスサンデー
2006年 宝塚記念 ディープインパクト
2006年 有馬記念 ディープインパクト
2017年 有馬記念 キタサンブラック
2023年 有馬記念 ドウデュース
■池添謙一【7-2-2-20】
勝率22.6%/複勝率35.5%/単回収率211%/複回収率192%
2005年 宝塚記念 スイープトウショウ
2009年 宝塚記念 ドリームジャーニー
2009年 有馬記念 ドリームジャーニー
2011年 有馬記念 オルフェーヴル
2012年 宝塚記念 オルフェーヴル
2013年 有馬記念 オルフェーヴル
2018年 有馬記念 ブラストワンピース
2023年に武豊騎手がドウデュースとのコンビで4度目の有馬記念制覇。これにより、春秋グランプリの通算勝利数は8勝の武豊騎手が単独トップに。池添騎手は7勝でこれを追う展開となっています。
池添騎手も2023年の宝塚記念では10番人気スルーセブンシーズで“世界最強”イクイノックスをクビ差まで追い詰める大健闘。勝ち切れなかったとはいえ、その騎乗ぶりはさすが“グランプリ男”と言えるものでした。
今年は武豊騎手がメイショウタバルに騎乗、池添騎手はローシャムパークと初コンビを組みます。ともに伏兵評価となりそうですが、前者は前走ドバイターフでソウルラッシュやロマンチックウォリアーと約0.4秒差の5着に善戦。後者は昨年のBCターフで当時GⅠ・6勝レベルスロマンスのクビ差2着と実績は十分です。どちらも一発があって不思議ではない存在です。
「グランプリ男」対決に新たな進展はあるのか――今年の宝塚記念も、注目の一戦となりそうです。
《関連記事》
・【宝塚記念】過去10年のレースデータ
・【宝塚記念】ファン投票1位が「当日2番人気」なら迷わず買い! “猛虎の勢い”もベラジオオペラの追い風に?
・【宝塚記念】“逃げ馬不在”に泣いた昨シーズン ローシャムパーク、逆襲のシナリオが完成か
