【宝塚記念】「ハービンジャー三銃士が集結」 スタミナとパワー兼備のアーバンシックが主役候補

SPAIA編集部

アーバンシック,ⒸSPAIA

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渋った馬場ならスタミナ型が台頭

15日に阪神競馬場で行われる第66回宝塚記念。梅雨の季節に行われるため、ここ10年のうち、半分が稍重か重馬場で行われている。

今年も、時期が2週間ほど前倒しにはなったが、週中は雨が続き、渋った馬場での開催になる可能性が高い。となると競馬場こそ違う(昨年は京都開催)が、重馬場で行われた昨年同様、スタミナと底力に優れた母系が有利とみる。今回はハービンジャーの血に注目する。

アーバンシックの血統,ⒸSPAIA


ハービンジャーは現役時代、キングジョージ6世&QE2世S(GⅠ)を筆頭に、芝12F以上の重賞を5勝した中長距離馬。日本に輸入された当時は母系に入って良さが出ると考えていただけに、18年有馬記念を制したブラストワンピースだけでなく、ペルシアンナイトやノームコアなど、マイルGⅠ勝ち馬まで送り出したのには驚いた。

しかし産駒の本質はスタミナタイプで、ダートが苦手、そして直線の短いコース向きと考えていい。実際に母の父としては、レガレイラ(23年ホープフルS、24年有馬記念)、ベラジオオペラ(24、25年大阪杯)、そしてアーバンシック(24年菊花賞)を輩出している。

奇しくもスタミナ勝負の舞台で争われる宝塚記念に、「ハービンジャー三銃士」が集結。このうち、もっともスタミナ寄りでパワー型のアーバンシックが戴冠に近い存在とみる。

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