【安田記念】スタミナに優れる名門牝系出身 “2年連続4着”ガイアフォースの底力に期待
SPAIA編集部

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3度目の正直なるか
6月8日に東京競馬場で行われる第75回安田記念。スピードとスタミナを問われる上半期のマイル王決定戦だ。
血統的なポイントとしては、母系に筋の通ったスタミナ血統がほしいところ。そこで注目したいのが、このレース2年連続で4着と奮闘を見せているガイアフォースである。
ガイアフォースの父はキタサンブラック。母の父は短距離馬サクラバクシンオーだが、そんなことは関係なしに菊花賞や天皇賞(春)を勝った超一流ステイヤーだ。母ナターレの父はクロフネで、母父クロフネといえばクロノジェネシス(2020年有馬記念など)やヴェラアズール(2022年ジャパンカップ)、ノームコア(2019年ヴィクトリアマイルなど)といった名馬を出している。
上述した母父クロフネの活躍馬には、いずれも「祖母の父にサンデーサイレンスの血を引いている」という共通点があった。ガイアフォースは祖母の父がダンスインザダークで、その父がサンデーサイレンス。ダンスインザダークは1996年の菊花賞を制した「切れるステイヤー」であり、スタミナの裏付けは十分だ。
また、母系からは北米GⅠ馬が多数出ており、GⅠを勝てるだけの底力もある。3年連続出走で“3度目の正直”となるか、注目だ。
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