一刀両断!消しの人気馬~6月8日~ 安田記念はレース傾向から外れるGⅠ馬を指名

SPAIA編集部

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日本ダービーでは無敗馬ファンダムを指名

今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開!今回は編集部・まつが東京11Rの安田記念から指名。忖度なしの真剣(ガチ)予想で挑みます。

※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。

今週の「消しの人気馬」

東京11R 安田記念
・ジャンタルマンタル
マイルGⅠ・2勝の本馬を消しとする。長期休養明けで古馬戦もろくにこなしていない、という理由ももちろんあるが、仮に順調にこのレースを迎えていたとしても凡走する決定的な理由がある。それは当レースのペース傾向だ。

例年このレースは最初の1Fを除いて11秒台のラップが刻まれる傾向がある。馬にとっては常に時速60km以上を刻み続けなければならず、緩む区間もほとんどない。GⅠの中でもトップクラスに厳しいレースと言っていい。たまに緩む年もあるが、過去10年で見ても一番遅くて12.2だった。

本馬はNHKマイルCで11〜12秒台のラップが刻まれ続ける展開を先行して押し切る強い競馬をしたが、この時は12.0を2連続で刻む区間があり、息が入っていた。そもそも東京開催3週目で馬場が比較的良好なNHKマイルCと、東京開催7週目で梅雨にも当たる安田記念ではラップの価値に大きな差がある。

前走の香港マイルは11秒台が続くレースで13着大敗。序盤で脚を使った後、最後に接触があったことをきっかけにずるずる後退した形だが、接触がなくても伸びきれていたかは怪しい。11秒台を刻み続ける速い展開に対応しきれていないことも大敗の要因とみている。

仮に本馬が順調に古馬戦を経験し、このレースに出走していたとしても対応できたかどうかは疑問。しかも今回は香港マイルを大敗し、半年後のレースだ。本馬にとってはかなり苦しい展開になるはずだ。

逃げ馬不在で本当に厳しいラップになるかは確定していないが、これまで雨にあたり続けた東京芝への対応も踏まえると、好走するイメージが持てない。古馬に揉まれて成長したところで改めて狙うことにして、今回は消しとする。

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