一刀両断! 消しの人気馬 5月18日 ヴィクトリアマイルは数少ないGⅠ馬を指名
SPAIA編集部

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5週連続の「消し」に挑む!
今週行われるレースの中から、編集部員が選んだ「危険な人気馬」を公開! 今回は編集部員まつが東京11Rのヴィクトリアマイルから指名。現在、皐月賞、フローラS、天皇賞(春)、NHKマイルCと4連続で指名した有力馬が凡走しています。
※「消しの人気馬」とは、上位人気が想定される馬の中で、担当者が「3着以内に来ない」と判断した馬となります。
今週の「消しの人気馬」
東京11R ヴィクトリアマイル
・ステレンボッシュ
4歳世代の桜花賞馬。アスコリピチェーノに勝ったことがある牝馬で、当日も3番人気以内となる見込みだ。しかし、今回は消しとする。その根拠は3つある。
1つ目は騎手。桜花賞勝利はJ.モレイラ騎手の力も大きく、当時とは異なる戸崎圭太騎手が騎乗する点は気になる。
戸崎騎手自身はGⅠのなかでも東京マイルで1番勝っているように決して不足はない。ただ、本馬とコンビを組んで勝ったことがないのは相性面でやや気がかりだ。
2つ目は距離。前走の大阪杯はハイペースではあったものの、後方からの競馬だった。今回はそこから400mの距離短縮となる。中距離で後方から運んでいた馬ではマイルの流れについていけない可能性が高い。
23年に1枠から3着に入ったスターズオンアースのように、前走中距離で差し→今回距離短縮で先行、という競馬ができるなら勝負になりそうだが、本馬自身は差し追込型。戸崎騎手もどちらかというと馬に任せるタイプで、ポジション面で後れをとる公算は高い。
3つ目は枠。本馬は差し追込型で1枠を引いた。直線で外に出しづらいのはもちろんのこと、周りを先行馬に囲まれたので、なおさら序盤から前に出していくのも難しい状況だ。
ヴィクトリアマイルは内目の枠が有利になりやすいレースだが、1枠は過去10年で連対がなく、10年2着ヒカルアマランサスが最後の連対馬だった。これまで2着以内に入った馬はある程度前に行っていたことを考えても本馬にとっては厳しい枠だ。
以上のように騎手、距離、枠に不安がある。実力は確かで末脚も素晴らしい一頭だが、今回は厳しい条件がそろっている印象。差して4着はあっても馬券には絡まないという見立てで、今回は消しとする。
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