【中央競馬】東京競馬場 昨年同時期のレース傾向まとめ

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昨年同時期の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉での3場開催。ここでは昨年同時期(2024年1回開催初週=1月27日~1月28日)の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
5枠
【3-2-0-12】勝率17.6%、複勝率29.4%
先行
【4-5-3-20】勝率12.5%、複勝率37.5%
芝で注意したい傾向
4枠
【0-0-1-14】勝率0.0%、複勝率6.7%
逃げ
【0-3-0-7】勝率0.0%、複勝率30.0%
芝全体の傾向としては先行~差し優勢。2か月ほど間隔が空いての開催初週ではあったが、極端に偏ったデータは出ていなかった。枠別では5枠のほか、1枠【2-0-3-9】複勝率35.7%、7枠【1-3-1-14】同26.3%など、内外問わず好走していた。
脚質では、全10レースのうち先行4勝、差し5勝と先団~中団の馬が中心。開催初週で注目されやすい逃げ馬は【0-3-0-7】と悪くはないが勝ち切れておらず、過度な信頼はできない。直線の長い大箱コースであることも踏まえ、逃げ馬が射程に入る先団付近の馬から狙っていくのが良さそうだ。
騎手では、短期免許のR.キング騎手が【0-3-0-4】と活躍。当該舞台で初騎乗だった1日目こそ【0-0-0-3】だったが、2日目には3連対としっかりアジャストしてみせた。
ちなみに、同騎手は2024年東京芝のトータルで【3-6-3-20】勝率9.4%、複勝率37.5%という優秀な成績を残しており、単回収率139%で複回収率も120%と馬券妙味も大きい。今年も初週から参戦予定なので、騎乗馬をチェックしておきたい。
ダートのプラス傾向
8枠
【2-4-2-20】勝率7.1%、複勝率28.6%
逃げ
【3-2-1-8】勝率21.4%、複勝率42.9%
ダートで注意したい傾向
追込
【2-0-1-64】勝率3.0%、複勝率4.5%
前走が芝レース
【0-2-3-29】勝率0.0%、複勝率14.7%
ダート全体の傾向としては8枠、逃げ優勢で、ダートの定石通りだった。枠別では8枠のほか、7枠も【2-3-1-22】複勝率21.4%と良好。特に芝スタートで芝部分を長く走れる1600mの7~8枠は【3-2-0-11】勝率18.6%、複勝率31.3%で単回収率も135%と狙い目だ。
とはいえ、1枠【3-1-0-19】や4枠【3-1-1-23】と内や中枠に関しても複数の勝ち馬が出ていた。外優勢は頭に入れつつも、内を大きく嫌う必要はない。
脚質別では逃げ3勝、先行4勝、差し5勝、追込2勝と脚質問わず勝ち馬は出ていた。ただし、追込はハイペースとなった1400m戦での2勝を除くと好走はほぼなく、よほど展開が向かない限りは厳しい。基本は逃げ~差し馬のなかから選びたい。
そのほか気になったデータとしては、「前走芝レース」の馬【0-2-3-29】について。昨年のフェブラリーS(東京ダ1600m)でダート初参戦のガイアフォースがいきなり2着したように、芝馬が東京ダートで好走するイメージを持つ人は多いが、過剰人気となりやすいこともあり注意したい。
なお、2024年1~2月の東京ダートで成績を取ってみても、「前走芝レース」の馬は【3-7-5-97】勝率2.7%で、単回収率はわずか9%。平均人気が8.6に対し、実際の着順平均は9.5着と、凡走傾向であることは覚えておきたい。
傾向まとめ
芝:先行~差し優勢。枠は内・外問わず
ダ:外枠、逃げ優勢。「前走芝」の馬は過剰人気気味
特注データ
芝:昨年東京で単複回収率100%超のR.キング騎手に注目
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