【スプリンターズS】「着順」カギのセントウルS組、勝ちきれないキーンランドC組 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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キーンランドC組は苦戦
9月29日中山競馬場で開催されるスプリンターズS(GⅠ・芝1200m)。日本では数少ない芝1200mでのGⅠだ。
重賞連勝中のサトノレーヴ、昨年の覇者ママコチャ、今年の高松宮記念勝ち馬マッドクールらが顔をそろえ、今年は人気上位馬たちの実力が拮抗している。それに加え、香港競馬からも2頭が参戦。そのうちの一頭、ビクターザウィナーは高松宮記念3着と日本でも結果を出しており、ここでも楽しみな存在だ。
豪華メンバーによる一戦、ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。
過去10年で最も有力といえる前走レースはセントウルSで、4勝を挙げている。この組の取捨で重要なのは「着順」で、1~5着馬がスプリンターズSに出走した場合は【4-3-1-22】だが、6着以下だと【0-0-0-22】と明暗がくっきり分かれる。
該当馬で注目したいのはママコチャ。別定戦の前走は勝ち馬トウシンマカオと同じ斤量57kgを背負い0.1秒差2着だったが、今回は定量戦になるため56kgで出走できる。重賞級の牡馬と同斤量を背負って好勝負を演じたことからも、連覇の可能性は十分ある。
前走キーンランドC組は【1-1-5-37】と勝ちきれない。しかも最後に勝利したのは新潟開催だった14年のスノードラゴンまで遡る。キーンランドCが重賞に格付けされた2006年以降を見ても勝ち馬は11年カレンチャンを加えた2頭しかおらず、データ上は1着を期待しづらいローテだ。サトノレーヴ、ナムラクレアらは2、3着候補と考えたい。
気になる香港馬2頭だが、データは少ない。前走海外組は日本馬も含め【0-0-0-6】と苦戦しており、最後に馬券に絡んだのは10年のウルトラファンタジーが最後。11年にはロケットマン(当時21戦21連対中で1番人気に支持された)が着外に敗れたことも踏まえると推しづらい。前走が香港・チェアマンズスプリントプライズだったマッドクールも含めた前走海外組は厳しい戦いになりそうだ。
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