【スプリンターズS】Sadler’s Wells由来のパワーを重視 ダノンスコーピオンの大駆けあるぞ
SPAIA編集部
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Sadler’s Wellsの血に注目
2024年9月29日に中山競馬場で行われる第58回スプリンターズS。ディープインパクト産駒がなかなか勝てなかったGⅠとしても有名で、連対馬の血統表を調べても、名前があるのは16年2着のミッキーアイル、20年1着のグランアレグリアぐらいだ。
ディープインパクト産駒が苦手だということは、“切れ”より“パワー”が求められるということの裏返し。そこで注目したいのは、欧州の名種牡馬Sadler’s Wellsの血を引く馬。同馬はスタミナと底力を伝えるイメージが強いが、19年1着のタワーオブロンドン、21年2着のレシステンシア、昨年2着のマッドクールなど、1200mで行われるこのレースでも意外と思えるほど活躍馬を出している。
今回もその血を引く馬が何頭か出走しているが、その中でダノンスコーピオンを取り上げたい。父はスプリンターズSを連覇したロードカナロア。母レキシールーはSadler’s Wells直仔のSligo Bay産駒。同馬はGⅠ勝ち馬を出しておらず、クイーンズプレート(カナダ版ダービー)やダンススマートリーS(米GⅡ)を勝ったレキシールーは代表産駒の1頭といえるだろう。
ダノンスコーピオンは前走で1200mを初めて走ったが、着順ほどの差はなく、2位タイとなる上がりも使っていた。適性があるのは間違いなく、距離への慣れが見込める今回は大駆けがあっていい。
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