【中央競馬】函館競馬場、先週7月6、7日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の函館競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島、小倉、函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝の傾向
枠順、脚質
+6枠【3-5-3-11】勝率13.6%、複勝率50.0%
+差し【4-4-6-32】勝率8.7%、複勝率30.4%
-8枠【0-2-0-22】勝率0.0%、複勝率8.3%
-追込【0-2-1-39】勝率0.0%、複勝率7.1%
先週は日曜日から雨で馬場が悪化し、傾向が急変。日曜以降の傾向を中心に記載していく。芝の傾向としては中~外めの枠、先行~中団付近が好走ゾーン。1枠は小回りの利点があるため【4-1-1-10】で最多4勝を挙げていたが、うち3勝が良馬場の土曜で、日曜日は勢いが落ちていた。終始稍重だった日曜日は4~7枠が【5-5-4-29】複勝率32.6%と好走馬が中枠より外に偏っており、今週はこの傾向を重視するのが良さそうだ。ただ、8枠は【0-1-0-12】。馬場問わずコース形態的に厳しいようだ。
脚質は差しに注目。土曜段階では従来通り逃げ先行優勢だったが、日曜日は逃げ【1-0-2-5】複勝率37.5%、先行【3-4-2-16】同36.0%、差し【3-3-3-18】同33.3%と横並びに。コース形態上の不利が馬場差によって和らいだようだ。この傾向に拍車がかかる可能性は考慮しよう。
気になるデータでは北村友一騎手が【3-0-0-4】と活躍、勝った3頭は牝馬で、残り4頭は牡馬だった。19年以降、同騎手の函館芝成績を性別で見ると、牡・セン馬【3-3-3-26】勝率8.6%、複勝率25.7%。対して、牝馬【11-7-4-34】勝率19.6%、複勝率39.3%とその差は歴然。柔らかい騎乗をするタイプだけに、牝馬の方が合うのかもしれない。
ダートの傾向
枠順、位置取り
+3枠【3-2-0-6】勝率27.3%、複勝率45.5%
+初角5番手以内【10-10-8-28】勝率17.9%、複勝率50.0%
-7枠【1-0-1-16】勝率5.6%、複勝率11.1%
-初角6番手以下【0-0-2-54】勝率0.0%、複勝率3.6%
稍重以下で行われた先週のダート全体の傾向としては枠問わず前に行くことが絶対条件だった。3枠の他にも8枠【3-3-1-12】複勝率36.8%とどこからでも好走は可能。大事なのは位置取りで、初角6番手以下の馬は一頭も連対できなかった。終始湿った馬場での開催ということで、コース形態も合わさって最初の隊列が勝負を分けた。引き続き湿った馬場での開催となるようならゲートや先行力を重視して予想するのが良さそうだ。
ほか単勝オッズ1倍台の馬が3戦3勝と安定、2倍台でも【3-0-0-4】と順当なパターンが多かった。19年以降、函館ダートでの単勝オッズ1倍台の馬を良馬場とそれ以外で見ると、良【19-11-4-8】勝率45.2%、複勝率81.0%。対して良馬場以外は【18-5-3-5】勝率58.1%、複勝率83.9%と後者の方が勝率が良い。ダートにおいては湿った馬場の方がキックバックが和らぐことや脚質も絞りやすいことなどから順当決着になりやすいのかもしれない。参考程度だが頭に入れておきたい。
傾向まとめ
芝:雨の影響で馬場が悪化。中~外めの枠や差し馬が台頭
ダ:湿った馬場では先行必須。初角位置が勝負を分けた
特注データ
芝:函館芝の北村友一騎手は牝馬>牡・セン馬
ダ:単勝1倍台の馬は稍重以下>良馬場で信頼
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