【マイルCS】古馬になって一段成長する血統 欧州血脈内包のダノンスコーピオンの巻き返しに期待
SPAIA編集部
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このままでは終われないダノンスコーピオン
2023年11月19日に京都競馬場第40回マイルチャンピオンシップがで行われる。京都競馬場が改修工事のため、2020~22年は阪神競馬場で行われていた。今年は京都に戻り、阪神以上にスピードが求められると思うが、京都で行われていたときに好走していた馬の血統傾向を調べてみると、父系にスピードと切れ、母系は欧州血脈を中心としたスタミナと底力型、という配合の馬が多かった。
中でも活躍が目立つのは、サンデーサイレンスとキングカメハメハの2系統。今年も何頭か出走予定だが、今回はキングカメハメハ系ロードカナロア産駒のダノンスコーピオンに注目する。同じ父を持つ2018年の勝ち馬ステルヴィオは、母父がSadler's Wellsの全弟Fairy King系のファルブラヴ。一方、ダノンスコーピオンの母父は、Sadler's Wells系のSligo Bay。また、Nasrullah系の種牡馬を内包するのも同じだ。
ロードカナロア×Sadler's Wells系といえば、パンサラッサ(サウジC)やキングオブコージ(目黒記念)など、古馬になってから一段成長する馬が多い。NHKマイルCを勝って以来、低空飛行が続いているダノンスコーピオンだが、もうひと花を咲かせていいはずだ。
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