【オークス】東京芝2400mに強い友道康夫厩舎 京大競馬研の本命はハーパー

京都大学競馬研究会

2023年優駿牝馬、成績,ⒸSPAIA

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東京芝2400mで好成績の厩舎は?

5月21日(日)に東京競馬場でオークス(GⅠ・芝2400m)が行われる。昨年は桜花賞馬スターズオンアースがその実力を遺憾なく発揮して快勝した。今年は、桜花賞で圧倒的な末脚を見せて勝利したリバティアイランドを中心に、同2着コナコースト、フローラS勝ち馬ゴールデンハインド、クイーンC勝ちのハーパーなど注目馬が揃った。過去のレース傾向などを踏まえて予想していく。

東京芝2400m調教師別成績(過去10年間),ⒸSPAIA


まず今回出走がある調教師について、過去10年の東京芝2400m戦における成績を調べた。10戦以上出走があった中での勝率トップはラヴェルを管理する矢作芳人師。コントレイルなどの存在があるとはいえ、成績は【9-5-3-41】勝率15.5%、連対率24.1%、複勝率29.3%となっている。勝率2位はハーパーを擁する友道康夫師で【12-8-8-52】勝率15.0%、連対率25.0%、複勝率35.0%とかなりいい成績。3位は美浦勢から木村哲也師で【11-12-12-44】勝率14.1%、連対率28.2%、複勝率43.6%。今回はヒップホップソウルを送り込む。

逆に、このコースでの成績があまり振るっていないのがリバティアイランドを擁する中内田充正師だ。サンプル数は多くないが、【0-2-2-9】連対率15.4%、複勝率30.8%と未だ勝ちを挙げられていない。中内田厩舎の通算成績が勝率17.2%、連対率29.4%、複勝率39.4%であるのに比べ、数字が落ちている。過去の重賞勝ちが全て2000m以下であることも踏まえ、2400mという距離では評価を上げにくい調教師といえる。

前走1800m組は不振

次に、過去10年間のオークスにおける前走距離別成績について調べた。

オークス前走距離別成績(過去10年間),ⒸSPAIA


桜花賞組やフローラS、忘れな草賞組にあたる1600m組、2000m組がやはり優れた成績を残している。1600m組は【7-4-5-65】で勝率8.6%、連対率13.6%、複勝率19.8%。2000m組は【3-4-4-50】で勝率4.9%、連対率11.5%、複勝率18.0%となっている。

逆に、前走1800m組は【0-2-0-28】で連対率6.7%と不振、前走2200m組(今年は該当馬なし)は【0-0-1-4】と1頭も連対出来ていない。

距離延長は明らかにプラス

◎ハーパー
友道厩舎の管理馬。エンジンがかかるのに時間を要する馬で、1600mでは距離不足が感じられる内容であった。速い上がりを使えるタイプではないが、長くいい脚を使えるので、エンジンのかかりの遅さも含めて距離延長は明らかにプラスだ。また、クイーンCでは馬体重が-12キロと大幅に減っていたのに加えて、直線では不利がありながらも勝ち切る根性を見せた。接戦になった際には強みが生きるだろう。

調教は前走と比べて格段に良くなっていて、状態面の良化は間違いない。桜花賞よりも先行勢が少なく展開的にも楽になるので、馬券内に来るチャンスは十分ある。

◯ゴールデンハインド
フローラSの勝ち馬。マイペースに運べたことが勝利の大きな要因のひとつであったとは言え、今回も先行馬の数はそこまで多くなく、自分のペースで競馬が出来る可能性は十分ある。血統的にも、距離が延びても問題なさそうなタイプで、東京芝2400mへの適性は期待できる。同じくフローラSを勝ってこのレースで2着に入ったウインマリリンのような走りを期待したい。

▲イングランドアイズ
能力は高く、前走は明らかに距離不足を感じさせる内容。(母がオークス馬ヌーヴォレコルトという)血統背景を含めて穴人気しそうなのだが、それでも押さえる価値はある。

△リバティアイランド
厩舎データ以外にマイナス部分はなく、持っているポテンシャルは出走馬の中では頭ふたつ抜けており、馬券内に来る可能性自体は最も高い。しかし、桜花賞よりは向かなそうな条件で、それよりも人気を集めそうなタイミング。絶対視するのはリスクが高い。

×ラヴェル
矢作芳人厩舎の所属馬。デビューからの2戦は素晴らしい走りで、アルテミスSではリバティアイランドを負かしている。しかし阪神JF、桜花賞では8枠ということもあったが思うような走りが出来ず、いずれも11着に敗れてしまった。

とはいえ能力は高く、出遅れ癖があり末脚を生かすタイプゆえに、2400mへの距離延長がマイナスになるとは考えにくい。今回は単勝オッズでも50倍近く付きそうなので、持っているポテンシャルを踏まえれば買い目には入れたい頃合いだ。

×ヒップホップソウル
前走1800mは懸念点だが、このコースで圧倒的な成績を残す木村哲也厩舎という点で高く評価したい。前走は不良馬場であったので、そこから休養を挟んでこのレースに焦点を当ててきたのは好印象。東京よりは中山向きのタイプだと思うが、素質はあるし、人気もないはずなので狙いたい。

×シンリョクカ
距離延長はプラス材料。

▽オークス予想印▽
◎ハーパー
◯ゴールデンハインド
▲イングランドアイズ
△リバティアイランド
×ラヴェル
×ヒップホップソウル
×シンリョクカ

京都大学競馬研究会
25年以上の歴史がある、京都大学の競馬サークル。馬主や競馬評論家など多くの競馬関係者を輩出した実績を持つ。また書籍やGⅠ予想ブログ等も執筆。回収率100%超えを目指す本格派が揃う。

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