【クラウンC展望】粗削りの良血馬ゴールドラッドマンが重賞制覇を狙う

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

羽田盃トライアル

2023年4月5日に川崎競馬場で行われるクラウンカップ(SⅢ・ダート1600m)。来月に迫った南関東牡馬の第一冠・羽田盃へのトライアル競走であり、勝ち馬には優先出走権が与えられる。今年は13頭が出走を予定している。

なかでも注目はゴールドラッドマン。父ヘニーヒューズ、母タイニーダンサーは交流重賞3勝の名牝。母父サウスヴィグラス、母母父アサティス、ダート競馬の名門・グランド牧場の生産馬で近親にヒガシウィルウィンらがいるキハクの牝系出身という、地方競馬ゆかりの良血馬だ。ここまでの3戦はまさに粗削りというレースぶりで、能力だけで走っている感じだが、今回は揉まれずに運べる大外枠。前が止まる展開になれば豪快な差しが決まりそうだ。

門別で重賞・サンライズカップを勝っているオーマイグッネス。移籍初戦となった前走は好位からの競馬で3着に終わったが、タフな船橋コースの特殊性と58キロの斤量を考えれば悲観する内容でもない。最内枠を引いたからにはハナにこだわっていくだろう。4走ぶりに逃げる形で巻き返しに期待だ。

実績最上位のポリゴンウェイヴは京浜盃から連闘での参戦。前走が不可解な大敗で、評価が難しくなった。小回りコースに替わって内枠、他馬より2キロ重い57キロと懸念材料は複数あり、今回は地力でどこまで戦えるかというところ。

ほか、トライアルの椿賞1、2着馬ハセノゴールド、チェルカトローヴァ、良績のある左回りに戻るナイトオブバンドあたりも有力だ。



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