【浦和・桜花賞展望】好枠からアトカラツイテクルの逃げ切り期待

SPAIA編集部

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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

南関東3歳牝馬の第一冠

2023年3月22日に浦和競馬場で行われる桜花賞(SⅠ・ダート1500m)。昨年までは中央競馬の「桜花賞」と同じ1600mを舞台に行われていたが、コーナー部発走による枠順の有利不利が極端な設定を避けてか、今年からは100m短縮されて装いを新たにする。南関東の牝馬三冠ロードの第一冠に、12頭が出走を予定している。

ここは内枠を引いた地元浦和・アトカラツイテクルの先手になりそうなメンバー構成で、そのままの逃げ切りに期待したい。前走ユングフラウ賞は前後半3F35.6-40.3のハイペースだったが、3角先頭の競馬でアタマ差の2着。揉まれる形でさえなければしぶといというところを見せた一戦だった。さらなる相手強化だが、押し切るだけの力はある。

2歳女王のメイドイットマムももちろん有力候補。東京2歳優駿牝馬は内で脚を溜め、直線で進路が空くと突き抜けて4馬身差勝ち。ラスト12.9-12.7でまとめる秀逸な内容だった。前哨戦を使わずに中央・クイーンCを使ったため、小回りコース未経験ということが懸念材料だ。

ほか、スギノプリンセスは門別でブロッサムカップ勝ちがある実績馬。前走は3、4コーナーにかけてのコースロスが大きく、初の左回りを苦にしなければ一気の戴冠があってもいい。ユングフラウ賞を制したサーフズアップ、桃花賞勝ち馬フジコチャンらも争覇圏内だ。



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