【ラジオNIKKEI賞】福島勝利経験馬が複勝率35% 一発の可能性秘めるミッキーブンブン

佐藤永記

ラジオNIKKEI賞過去10年_福島競馬場の実績別成績,ⒸSPAIA

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福島での勝利実績がプラスに

各地で30度どころか35度以上の気温で、7月初頭ながらもはや真夏の様相となっている異常気象の日本列島。今週日曜の3歳重賞・ラジオNIKKEI賞が開催される福島も各所天気予報では最高気温が37度になるとか。競馬場の芝生席にピザパンを1時間置いておくだけでアッツアツになった夏競馬の思い出が蘇るところだが、熱中症には十分ご注意くださいませ。

本題のラジオNIKKEI賞だが、古馬混合戦が始まっているなかでの3歳限定戦。そしてハンデ戦のうえ福島でのレース。見極めがとにかく難しい条件が揃っており、一筋縄でいかないのは想像がつくところだろう。実際に直近10年でみても1番人気は2勝のみ。現在5年連続で1番人気が敗退している。

ラジオNIKKEI賞 過去10年福島経験馬成績,ⒸSPAIA


出走馬もクラシック大敗組から1勝クラスを勝ち抜いてきた馬まで多彩であり、比較そのものが難しいレースではあるが、ひとつ有力なデータがある。それが福島勝利経験馬の好走率が高いことだ。

福島で勝利したことのある馬のラジオNIKKEI賞成績は、過去10年で【2-1-3-11】複勝率35.3%となっている。福島競馬場ではラジオNIKKEI賞以外に2、3歳馬の重賞は存在しないため、多くは新馬、未勝利、1勝クラスでの勝利経験馬となるのだが、それでも高い複勝率が出ている。これを考えると、福島で勝っている=適性が高い、という仮定が使えそうだ。

ちなみに福島に出走経験はあるが、勝ったことがない馬の場合だと【0-0-0-5】と全く通用しなくなる。3歳の夏までという限られた期間でも、福島への適性を示せなかった馬では通用しないのかもしれない。

福島新馬で後続突き放したミッキーブンブン

今年の出走馬で福島勝利経験がある馬は1頭しかいない。ミッキーブンブンだ。2歳7月の福島芝1800m新馬戦では13番手から3角前にエンジンをかけてまくり、直線で2着とは3馬身、3着にはさらに6馬身突き放しての快勝劇。

その後は芙蓉S3着などがあったが、中山を使い続けて結果が出せていないため人気は低そう。復活できるかどうかが鍵になるが、ハンデ52キロと軽量で、しかも福島巧者の可能性を残している。同馬の複勝や3連複などを積極的に検討したいところだ。

また今年の出走馬には、福島出走経験ありの未勝利馬も1頭いる。ボーンディスウェイだ。福島デビューして2着、3着としたあと、中山で連勝。2勝目の中山・葉牡丹賞ではミッキーブンブン(6着)と対戦して勝利しているため、勝負付けが済んでいるように見えるところだ。

実際に石橋脩騎手は前走でボーンディスウェイとミッキーブンブン、どちらにも騎乗し、今回はボーンディスウェイを選択した。しかし、前述の通り福島出走経験ありの未勝利馬は【0-0-0-5】。このデータを信じるのであれば上に取るのはミッキーブンブンになる。

ミッキーブンブンには菊沢隆徳調教師の息子・菊沢一樹騎手が乗り替わる。親厩舎の息子騎乗と聞くとマイナスに捉えられがちだが、今年は11勝中6勝と半数以上が菊沢隆徳厩舎の馬。マイナスどころかむしろプラス要素であることも付け加えておきたい。今年のラジオNIKKEI賞、ハンデ戦ならではの下剋上が見られそうだ。

<ライタープロフィール>
佐藤永記
20代を公営ギャンブラーとして過ごし、30歳から公営競技の解説配信活動を開始。競馬を始め多くの公営競技ファンに各競技の面白さや予想の楽しみを伝えている。現在はYoutubeで配信活動を続けながらライターとして公営競技の垣根を超えて各所で執筆中。

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