【宝塚記念】パワー優先、ステイゴールドの血が騒ぐ 母系にタフな米血のマイネルファンロン

SPAIA編集部

2022年宝塚記念出走馬、マイネルファンロンの血統,ⒸSPAIA

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梅雨時期は切れよりパワー優先で

2022年6月26日に阪神競馬場で行われる第63回宝塚記念。内回りで行われるからなのか、それとも梅雨の時期だからなのか、これまでディープインパクト産駒が勝ったのは2016年のマリアライトだけ。そのマリアライトは名うての道悪巧者でもあった。切れ味よりパワー型の血統が台頭する傾向にあるようで、特に近年は、母系に中距離型の米血を内包するタイプが活躍している。

マイネルファンロンの血統,ⒸSPAIA


宝塚記念で5勝を挙げているステイゴールド産駒。今年も複数出走する(孫も)が、注目したいのはマイネルファンロン。曾祖母マイネプリテンダーは1勝のみだが、4戦4連対と底を見せずに引退。祖母マイネヌーヴェルはGⅢフラワーC、妹のユーバーレーベンは昨年GⅠオークス勝ち。この一族はビッグレッドファームの基礎牝系として、これからも枝葉を伸ばしていきそうだ。

祖母の父ブライアンズタイムはタフで馬力のある馬を多く出したが、ビッグレッドのハードな調教とマッチしていた血統でもある。母の父ロージズインメイもドバイワールドカップを勝った米国産。母系にタフな米血が集まっており、これが梅雨時期の力の要る馬場で行われる決戦を制する活力となりそうだ。



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