【有馬記念】Hail to Reason系の種牡馬が活躍 プログノーシスは血統から初の長距離戦も問題なし
SPAIA編集部
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長距離で素質開花
2024年12月22日に中山競馬場で行われる第69回有馬記念。サンデーサイレンスの祖父Hail to Reason系の種牡馬の産駒が大活躍している。
2000年以降、Hail to Reason系以外で勝ったのは、2000年テイエムオペラオー(父オペラハウス)、2018年ブラストワンピース(父ハービンジャー)、2020年クロノジェネシス(父バゴ)の3頭しかいない。
一方、キングカメハメハを筆頭としたミスタープロスペクター系は、2着馬こそ何頭か出しているものの、勝ち馬を出すまでには至っていない。
注目は、やはりHail to Reason系の種牡馬の産駒だ。プログノーシスは、残り少なくなってきたディープインパクト産駒。母の父の父はミスタープロスペクター系のDistant Viewで、英国のマイルGⅠを制した。プログノーシスの姉Vordaが英国のスプリントGⅠ勝ちという血統だ。
2500mという距離に限界があるように見えるが、母系は底力のある欧州血統で固められている。また、ドサージュ理論(※)もスタミナ寄りの指数が出ていることも踏まえて、初の長距離戦がうまくハマるのではないかとみている。
※ ドサージュ理論:サラブレッドを血統面から判断する配合理論
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