【AJCC】コース適性トップ「181」7歳馬に期待大 タイム評価が見つける激走馬

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見えない価値を可視化する
寒風吹きすさぶ中山競馬場を舞台に行われる第67回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)。春の大阪杯や天皇賞(春)といったG1戦線を見据える古馬たちにとって、ここは避けては通れない重要な始動戦である。
例年、実績のある古馬と、クラシック戦線を戦い抜いた明け4歳馬が激突する構図となるが、難解な中山芝2200mという舞台設定が予想を困難にさせている。単純なスピード能力だけでなく、急坂をこなすパワーやスタミナ、そして展開に左右されない機動力が問われるからだ。
単に走破タイムの数字だけを眺めていては、このコースの勝者は見えてこない。たとえば、東京芝2000mを2分00秒0で走った馬が2頭いたとしても、その価値は等価ではない。良馬場でタイムが出やすい日の記録と、不良馬場でタイムが出にくい日の記録では、その中身に大きな差があるからだ。
レコードタイムが必ずしも優秀とは限らず、逆に平凡なタイムに見えても、その条件下では驚異的なパフォーマンスである場合も少なくない。この「見えない価値」を可視化しなければ、真の実力馬を見抜くことは難しい。
そこで今回の予想の核心となるのが、SPAIA競馬の独自指標である「タイム評価」だ。これは「走破タイム」と、その日の馬場状態などから算出される「タイムの出やすさ」を組み合わせ、走破タイムの真の価値をスコア(数値)で表したものである。
数字が大きければ大きいほど、そのパフォーマンスの評価は高くなる。開催場や距離、馬場状態を問わず均一に評価できるため、異なるレースを経由してきた出走馬たちの能力を、同一の尺度で横比較することが可能となる。
この指標を用いた時、今年のメンバーの中で頭一つ抜けた数値を記録している存在が浮かび上がった。