【阪神馬場】「勝ちタイム」を追い続けろ!天気もレースも難解なフィリーズレビュー的中への近道とは?

三木俊幸

3月14・15日の阪神馬場傾向ⒸSPAIA

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良馬場なら時計が出るコンディション

3月15日(日)阪神競馬場では桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m)が行われる。今年も混戦模様のレースとなりそうなだけに、馬場適性が勝ち負けに影響を及ぼすことも考えられる。そこで先週のレース結果をもとに、今週末の馬場傾向を分析してみた。

3月7日(土)と8日(日)に行われた芝コースのレース結果は以下の通りとなっている。

3/7・8阪神芝コースの上がりⒸSPAIA


全9レースが行われたが、土曜日は良馬場、日曜日は稍重でのレースとなった。時計面では、良馬場で行われた3歳未勝利(2000m)で2:00.3、3歳1勝クラス(1400m)で1:20.6と速いタイムがマークされており、高速決着だった。稍重になった日曜日の大阪城S(リステッド)でも1:46.9と極端に時計がかかることはなかった。

上がりタイムは良馬場で33秒台後半、稍重で行われた5レースは全て35秒台の決着となっていたことからも、芝の状態は悪くはないと言える。

3/7・8阪神芝コースの通過順位ⒸSPAIA

3/7・8 阪神芝コースの直線で通ったコースⒸSPAIA


続いて通過順位を見ていくが、こちらは逃げが2勝、先行3勝、差し3勝と脚質による有利不利はなく、能力を発揮しやすい馬場だったと言えるだろう。また通ったコースを調べると内を通った馬が6勝と依然として内側の馬場状態がいいことが見てとれるが、真ん中や外を通った馬も多く馬券に絡んでいた。

今週末は土曜日が再び雨予報となっているが、大雨にならない限りは先週末と同様の傾向となりそう。そして注目のフィリーズレビューが行われる日曜日は微妙な天気で、レース同様に天気も予想が難しい。基本的には土曜日に降った雨は上がり、回復する傾向にあるので、良馬場または稍重になると予想する。

天気が回復し、時計が速くなるようであれば、前走の万両賞で1:20.4という時計で勝利しているカリオストロに向いた馬場となりそう。逆に雨が残り、少し渋った馬場となった場合は、ヤマカツマーメイドが浮上してくるだろう。

的中への近道はレース当日にどれくらいのタイムが出ているのかをしっかりと確認すること。芝のレースの「勝ちタイム」を追い続けて、馬券を的中に導こう!

ダートは先行馬有利

3/7・8阪神ダートコースの上がりⒸSPAIA


先週末のダートコースは、稍重〜重という馬場状態でのレースとなった。重馬場で行われた播磨S(3勝クラス・1400m)では1:22.7という時計がマークされたが、特段速いわけではなく、重馬場としては平均的なタイムだったと言えるだろう。

しかし上がりタイムでは同じく播磨Sで上がり35秒台がマークされるなど、速い傾向にあったので、今週末再び雨が降れば、ある程度速い上がりの実績が必要な馬場になると考える。

3/7・8阪神ダートコースの通過順位ⒸSPAIA


最後に通過順位についても触れておくと、逃げが2勝、先行が10勝、差しが3勝という内訳となっており、先行馬が活躍していたことが見てとれる。

今週末は土曜日が雨予報なので、土曜日と日曜日の両日ともに渋った馬場でのレースとなることが予想されるので、これらのデータは参考になるだろう。

3月14・15日の阪神馬場傾向ⒸSPAIA

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