【弥生賞】「1番人気が5勝」「馬格のある馬が活躍」 レースまでに覚えておきたいデータ

三木俊幸

インフォグラフィックⒸSPAIA

ⒸSPAIA

道悪=波乱含み?

3歳クラシックの開幕戦、皐月賞と同じ舞台で行われる弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ・芝2000m)。過去10年の勝ち馬からはヴィクトワールピサが皐月賞を、マカヒキが日本ダービーを制するなど、活躍馬を輩出している。そんな弥生賞ディープインパクト記念について、レースまでに覚えておきたいデータをご紹介する。

まずは過去10年の優勝馬の人気について調べてみた。

優勝馬の人気ⒸSPAIA


GⅠを目指す馬たちのトライアルレースということもあり、1番人気が5勝と活躍している。その一方で9番人気コスモオオゾラ、6番人気カミノタサハラ、8番人気メイショウテンゲンと伏兵の台頭も見られるので注意が必要だ。

ただし波乱となった年はカミノタサハラが勝利した2013年を除いて、3回中2回が道悪でのレースだったので、馬場状態が悪くなれば波乱含みになる可能性も考えてみてはどうだろうか。

前走レース別成績ⒸSPAIA


前走レース別の成績では、前走朝日杯FS組が【2,3,3,2】複勝率80.0%、次いで【2,1,0,1】の若駒S組が好成績を残している。

前走朝日杯FSの着順別成績ⒸSPAIA


朝日杯FSの着順別の成績では、1着馬が【1,1,0,0】2着馬が【0,1,2,0】と3着以内を外しておらず、高い信頼度を誇っている。しかし今年は、昨年の優勝馬サリオスをはじめとした前走朝日杯組の出走はなさそうなので、来年以降に使えるデータとして頭の片隅に置いておきたい。

ディープインパクト産駒が5勝

種牡馬別成績ⒸSPAIA


続いて種牡馬別の成績についてはどうなっているのか、見ていこう。レース名にも名前が付け加えられたディープインパクト産駒が5勝、勝率23.8%と結果を残している。今年の出走馬の中では未勝利、1勝クラスと連勝して挑んでくるサトノフラッグが該当する。通算で弥生賞7勝と相性が良い武豊騎手とのコンビで重賞初制覇を狙う。

馬体重別成績ⒸSPAIA


そのサトノフラッグを含め、上位人気が予想される馬たちにとって歓迎材料なのが、馬体重別の成績。過去10年のうち、9頭の勝ち馬が460kg以上、7頭が480kg〜519kg以内となっている。サトノフラッグの前走馬体重は494kg、ワーケアは492kg、オーソリティは508kgとなっており、仮に10kg成長していてもデータに該当していることとなる。そういう視点からすれば、勝ち馬はこの3頭の中から生まれるかもしれない。

誕生月別成績ⒸSPAIA


そして最後に誕生月に関するデータを取り上げておく。最も多い5勝をあげているのは3月産まれの馬。これに該当するのは若駒S4着から挑むパンサラッサ、今回と同じ中山2000mの未勝利戦を勝っているアラタなど。いずれも人気がなさそうなので、馬券に押さえておいても面白いだろう。

インフォグラフィック

おすすめ記事