川田騎手が18勝を挙げて首位!2月開催を振り返る

三木俊幸

1回東京、2回京都、1回小倉開催インフォグラフィック

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2月開催で勝ち星積み上げた川田騎手がトップ

1回東京、2回京都、1回小倉開催インフォグラフィック

1回東京、2回京都、1回小倉開催が終了。1か月の間に騎手リーディングに変化はみられたのか、今回は2月23日終了時点の騎手リーディングトップ5について詳しくみていく。

トップは37勝を挙げている川田騎手。1回中山と京都開催が終了した時点では19勝で2位だったが、2月の開催でも2勝→2勝→2勝→3勝→3勝→1勝→3勝→2勝と毎日勝ち星を増やし続け、18勝と安定した活躍を見せている。リーディングも2位から1位へとランクアップした。

しかし、重賞ではシルクロードSでアウィルアウェイを重賞初勝利に導いたものの、きさらぎ賞ではアルジャンナで3着、ダイヤモンドSではタガノディアマンテで7着、小倉大賞典ではヴェロックスで9着と1番人気で結果を出せず。馬券的には、人気をするのであれば評価を下げるのも手なのかもしれない。

2位は33勝を挙げているルメール騎手。1か月前は13勝。この1か月で川田騎手を上回る20勝を挙げた。リーティングでも3位から2位へとアップした。1月終了時点では川田騎手が賞金面でトップだったが、ルメール騎手が上回った。

今月の騎乗で圧巻だったのは、最終週となった2月22、23日。22日は京都競馬場で騎乗して3勝、翌日は東京競馬場で騎乗、フェブラリーSを含む1日6勝の大活躍をみせ、2日間で9勝を積み重ねた。こうした固め打ちができるのがルメール騎手の凄さ。今年も川田騎手とのリーディング争いは激しくなりそうだ。

2月は15勝をあげた武豊騎手

3位は28勝をあげた武豊騎手。今年は正月明けから好調を維持し、2月は3勝→3勝→2勝→1勝→1勝→1勝→3勝→1勝とコンスタントに勝ち星を積み重ね、15勝の活躍。特にゴドルフィンの馬に騎乗したときの成績は、5回騎乗して3勝、勝率60.0%と素晴らしい成績だった。

その一方で重賞レースでは、きさらぎ賞4着(3番人気)、クイーンC5着(6番人気)、共同通信杯4着(1番人気)、京都牝馬S12着(7番人気)、フェブラリーS14着(2番人気)と結果が出せずに苦戦を強いられている。

4位は、27勝のマーフィー騎手がランクイン。2月2日の開催を持って帰国したため、2日間のみの騎乗だったが、5勝→2勝と7勝の大活躍だった。最終日の最終レースでも1番人気のエクセランフィーユをきっちりと勝利に導き、ウィナーズサークルには多くのファンが集まった。そして一人一人に丁寧に対応し、サインや写真撮影を行っていた姿が印象的だった。また秋に来日し、活躍する姿を楽しみにしたい。

5位は19勝をあげている松山騎手。1月終了時点では10勝だったので、今月は7勝をあげたこととなる。上位騎手と比べると差は大きいが、1月は京都金杯と東海S、今月はきさらぎ賞と京都牝馬Sとすでに重賞4勝をあげており、大舞台での勝負強さは上位4人にも引けを取らない活躍をみせている。

3月に入るとGⅠレースに向けたトライアルレースが多く行われ、月末には高松宮記念も控えている。果たしてリーディング争いにどのような変化がみられるのか、来月以降の競馬を楽しみにしたい。

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