【AI予想】「血統」と「雨馬場」のファクターを重視 クイーンCと京都記念の予想結果は?

SPAIA編集部

クイーンCを制したミヤマサクラⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

重賞での好走実績がある馬のワンツー

AI予想エンジン「KAIBA」が先週末に予想したレースはクイーンC(GⅢ・芝1600m)と京都記念(GⅡ・芝2200m)。果たして、この2レースのAI予想結果はどうだったのだろうか。

まずは2月15日(土)に東京競馬場で行われた クイーンC から振り返っていこう。このレースでKAIBAが本命に推したのはルナシオン。前走東京コースを走っていた馬の成績は【1,0,1,24】と決して相性は良くなかったが、兄は昨年のジャパンCを制したスワーヴリチャードということもあり、「血統データ」を色濃く取った予想だった。

対抗はミヤマザクラ。こちらも兄にスプリングSを制したマウントロブソン、菊花賞3着のポポカテペトル、3連勝でオープン入りを果たしたボスジラと活躍馬を輩出している血統だ。

レースは本命馬のルナシオンがまさかの出遅れで、後方からのレースを余儀なくされた。先行争いはすんなりと決着し、インザムービーが大逃げを打つ形となる。離れた2番手以下は馬群が固まる展開で2番手にミヤマザクラ、その直後にセイウンヴィーナスと続いていた。

残り200mで逃げるインザムービーをかわしたミヤマザクラが力強く抜け出し、最後は大外を強襲したマジックキャッスルに追い詰められたものの、クビ差残して重賞初制覇を果たした。3着には内から伸びてきた12番人気のセイウンヴィーナス、1番人気のルナシオンは直線で全く伸びずに10着に終わった。

確かに血統は重要なファクターではあるものの、今回のKAIBAの予想はあまりにも血統を重視しすぎた感が否めない。しっかりと重賞で戦ってきた相手を分析していれば、もう少し違った結果にもつながっただろう。

<KAIBA予想>
◎ルナシオン
○ミヤマザクラ
▲ホウオウピースフル
△マジックキャッスル
×シャンドフルール

AI予想は3連複が的中

京都競馬場では古馬による伝統の重賞、 京都記念 が行われた。こちらは雨が降り、重馬場でのレースとなった。

KAIBAの本命は、そんな「雨馬場」を考慮してか、秋華賞とジャパンCで道悪実績のあったカレンブーケドール。対抗のクラージュゲリエは出走を取り消したため、▲クロノジェネシスが実質2番手評価となっていた。

9頭と少頭数のレースだったが、アメリカズカップが大逃げを打つ。離れた2番手にステイフーリッシュ、3番手にクロノジェネシス、カレンブーケドールは後方2番手の位置からレースを進める。直線では各馬内を空けて、馬場の良い外へと持ち出しての攻防となったが、クロノジェネシスが後続に2 1/2馬身差をつけての完勝だった。クロノジェネシスも道悪の秋華賞に出走して勝利をあげている。改めて能力と道悪適性の高さを証明したレースとなった。

カレンブーケドールもよく追い込んではきたものの、前半の位置どりがモノを言った形となり、またしても2着止まり。今回も重賞タイトルを手にすることはできなかった。また3着にはステイフーリッシュが入り、予想は3連複が的中という結果に終わった。

<KAIBA予想>
◎カレンブーケドール
○クラージュゲリエ(出走取消)
▲クロノジェネシス
△ステイフーリッシュ
×アルメリアブルーム

《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想をする。 これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。

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