【小倉大賞典】「1番人気・トップハンデ不振」 今年も荒れる?当日まで覚えておきたいデータ
SPAIA編集部 喜畑恵太
ⒸSPAIA
小倉大賞典を難解にさせる原因は?
2月23日(日)に小倉競馬場で行われるのが小倉大賞典(GⅢ 芝1800mハンデ)である。 正直言うとこのレースは苦手である。ハンデ戦とはいえ、毎年考えていてここまで何から行けばいいか決め切れないレースも珍しい。原因の1つに1番人気の成績が悪いことが挙げられる。
過去10年で1番人気が勝ったのは2回。2着1回で3着は2回。単純計算すると2年に1回は馬券圏内にいないということになる。この1番人気を信じていいのか、いけないのかこの何とも言えない成績が予想を難解にさせる。
かと言って大振りすればいいのかというと、そうでもない。過去10年の勝ち馬を見ると6番人気などもいるが、ここ6年に限ると勝ち馬は4番人気以内。それなのに3連単10万円台が出るということは、それだけ紐荒れが多いということだろう。
GⅠ馬でも惨敗するレース
「ハンデ戦はトップハンデを狙え」という格言がある。このゆえんは、実力があるからトップハンデを背負わされるので、難しいことは考えずに買えということだが、過去10年で2桁着順も目立つ。
勝ち馬を見るとカレンブラックヒルがいてGⅠを勝つような実力馬は買えばいいかと思うが、クラリティスカイ、ビッグウィークなどは敗れている。これまたこのレースを難しくする要因だ。
ただ、勝ち馬にはある共通点がある。それは距離短縮組が圧倒的に強いということ。過去10年で1度、中京競馬場でこのレースは行われたので、それを除くと9年で8勝。中山金杯や有馬記念からここに挑む馬には注目ということになる。
今年行われる最初のGⅠ、フェブラリーSの裏開催となるので、目立たないレースではあるが、穴党の方はチャレンジする価値のあるレースに違いない。
おすすめ記事