【東海S】エンパイアメーカーは京都ダ1800mが庭 当日まで覚えておきたい4つのデータ

SPAIA編集部 喜畑恵太

東海Sインフォグラフィック

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勝つにはある程度の実績が必要

1月26日(日)に京都競馬場で行われるのが東海S(GⅡ ダ1800m)。東海S=中京というイメージがあるが、今年は京都競馬場の改修工事の影響で京都で開催。2020~2021年にかけては、このようにピンとこないことが多く起こりそう。

データを扱うものにとっては試練の日々が続くが、いつものように当日まで覚えておきたいデータを4つご紹介。

まずは東海Sがこの時期に行われるようになって7年経つが、1番人気の成績を見ていると、全て3着以内に入っている。

表1_1番人気の成績ⒸSPAIA


今年は京都ダ1800mで行われるが、中京ダ1800mよりもはるかに癖がないコースなだけにこの現象は続くのではないだろうか。

次に東海S勝利までに重賞をいくつ勝っているのかというデータ。

表2_東海S勝利までの重賞数ⒸSPAIA


2016年アスカノロマン、2019年インティ以外は重賞を勝った馬が勝っている。アスカノロマンはその前から重賞で勝ち負けしていたし、昨年のインティは5連勝でここに挑んで、その後はGⅠ1勝2、3着1回ずつと力が違った。ある程度の実績は必要だと思っておいた方がよさそう。

年齢別データは5歳馬が過去7年で4勝と勝率50%を超えている。

狙うはエンパイアメーカー産駒

次は昨年2019年の京都ダ1800mの騎手別成績。

表3_京都ダ1800m騎手別成績ⒸSPAIA


1位はダートでは意外というと失礼かもしれないが、武豊騎手が勝ち星1位。複勝率も51.4%とかなり優秀。2位は幸騎手。

今回出走予定のインティ、ヴェンジェンスには要注意だ。

ちなみに昨年リーディング1、2位のルメール騎手、川田騎手の名がないが、心配はご無用。

ルメール騎手は【3-2-2-5】で勝率25%、連対率41.7%、複勝率58.3%。川田騎手は5勝を挙げて、勝率15.2%、連対率33.3%、複勝率60.6%ある。

特にルメール騎手は京都ダ1800mの乗鞍が少ないだけで成績は優秀。今回、騎乗しなくても馬券を買う上では覚えておきたいデータだ。

最後に昨年の京都ダ1800mの種牡馬別成績を調べるとこちらも意外なデータが出た。

表4_京都ダ1800m種牡馬別成績ⒸSPAIA


昨年1位だったのは産駒が10勝を挙げたエンパイアメーカー。昨年の中央ダートの成績は勝ち星で見ると6位で、勝率が8.6%なのだが、この条件では17.9%もある。複勝率に至っては42.9%とまさに庭。

もし、他の競馬場で前走大敗していても、京都ダ1800mを得意としている馬があれば、巻き返しを期待してみるのもいいかもしれない。

東海SインフォグラフィックⒸSPAIA


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