【日経新春杯】4歳馬に大注目 本番までに覚えておきたい5つのデータ
SPAIA編集部
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人気になるのはそれなりの訳がある
早いもので、第1回京都開催も日経新春杯当日は3週目に突入する。1月は「往ぬる」とはよく言ったものである。
このレースの翌週には同じGIIでよく似た距離のAJCCが控えており、頭数が揃わない印象があったのだが、ここ10年で出走頭数が12頭を下回ったことはない。ハンデ戦ということもあって、実力馬や格上挑戦、牡馬や牝馬と多種多様な馬が参戦してくるのが特徴だ。
ハンデ戦ということで、まず気になるのはトップハンデを背負った馬の成績。ここ10年で1、2着がそれぞれ1回ずつ。当然ながらトップハンデを課せられるのは実績馬なので、この数字は物足りない。かといって、極端に軽い馬の成績がいいわけでもない。狙いは54~56キロの中間層になる。
次は人気を見てみよう。ハンデと違い、1番人気の成績がいい。勝率4割、連対率は何と8割、複勝率に至っては9割もある。2番人気の勝率も4割で、1、2番人気を合わせた勝率は8割。人気馬が軸と考えていいだろう。ただし、1、2番人気が揃って馬券圏外に負けた時は、10、6番人気馬が勝利。過去10年から外れるが、11年前の勝ち馬テイエムプリキュアは11番人気だった。人気馬が頼りないと思うのなら、一発長打狙いも十分「あり」といえる。
ラッキー枠は1
頭数が揃うレースということで、枠番も重要なファクターになってくる。今年の京都金杯は内寄りの馬が上位を占めたが、このレースも内枠が強いというデータが出ている。特に強いのは1枠。実に4頭の勝ち馬が出ており、狙った馬がこの枠を引けばガッツポーズである。
上記で実力馬や格上挑戦など、いろいろな馬が参戦してくるレースと書いたが、どのレースを経由してきたかというのも様々である。しかし、距離に関しては3パターンしかない。
距離延長、距離短縮、そして前走と同距離である。距離延長と同距離のグループは連対率こそ距離延長に軍配だが、勝率はよく似たようなもの。しかし、前走から距離短縮してきたグループは勝率、連対率ともに他の2グループを上回っている。2400mより長い距離のレースといえば、有馬記念や菊花賞などが思い浮かぶ。
実際、そこから駒を進めてきた馬が勝利を挙げているのだが、一昨年のパフォーマプロミス(グレイトフルS、芝2500m、1600万下)の例もあり、とにかく前走で2500m以上の距離を使ってきた馬には注意したいところ。
最後に年齢。ここでは4歳馬がほかの世代を圧倒。ここ10年でみても、4歳馬が連に絡まなかったのは一昨年だけなのだが、この年はなぜか4歳馬が1頭も出走していなかった。要するに、今年も4歳馬が出走さえしていれば、かなりの確率で連に絡むということになる。
このデータを頭に叩き込めば、難解な長距離のハンデ戦も攻略できるはずだ。
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