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いよいよ2020年の正月競馬が開幕 マーフィー騎手など3人が短期免許を取得

2020/01/04 17:00
三木俊幸
マーフィー騎手ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

昨年末に引き続き短期免許を取得

2020年を迎え、JRAの開催は1月5日の中山と京都の金杯からスタート。そしてこの正月開催から3人の騎手が短期免許を取得して日本で騎乗を行うことが発表された。そんなジョッキーたちを紹介していく。

まずは年末に引き続いて短期免許を取得したオイシン・マーフィー騎手。期間は1月5日〜2月3日まで、身元引受調教師は国枝栄調教師、契約馬主はサトミホースカンパニーとなっている。昨秋の勝利数は8勝にとどまったが、ジャパンCをスワーヴリチャードで制し、JRAのGⅠ初制覇を果たすなど存在感は見せつけた。

昨年の正月開催から1か月間取得した短期免許期間中は25勝の大活躍だったマーフィー騎手。今年はどれだけのインパクトを残してくれるのか、その騎乗ぶりを楽しみにしたい。

多くのファンに愛されるキャラクター

ドイツを拠点に活躍しているフィリップ・ミナリク騎手は、昨年の同時期(2019年1月5日〜4月4日)に続いて、今年も日本にやってくることとなった。免許の期間は1月5日〜4月3日まで、身元引受調教師は加藤征弘調教師、契約馬主は吉田和子氏となっている。短期免許での初来日となった2018年に9勝、2019年は11勝と特別目立った活躍を見せているわけではないが、人気薄の馬での好走も多く、馬券的には美味しい配当をもたらしてくれる騎手でもある。

明るく、フレンドリーなキャラクターで多くの競馬ファンからも愛されており、3月10日の誕生日に勝利した際には、Happy Birthdayと書かれたメガネをかけてファンのサインに応じるのは、お馴染みの光景となっている。今年は残念ながら誕生日当日にレースは行われないが、どのようなパフォーマンスが見られるのか楽しみだ。

3年ぶりの短期免許を取得

3人目に紹介するシェーン・フォーリー騎手は、アイルランド出身で1988年3月11日生まれ。2007年にアイルランドでデビューし、近年は2018年アイルランドリーディング4位、2019年3位と安定した活躍を見せ、2018年のアイルランド2000ギニー、2019年のチェヴァリーパークS、マルセルブーサック賞でGⅠ制覇を果たしている。2016年に初めて短期免許で来日し、プロフェットに騎乗した京成杯で重賞初制覇を飾るなど、日本の競馬に対しても適応力の高さを見せつけた。

そんなフォーリー騎手は、ヨーロピアンスタイルの騎乗フォームが特徴的な騎手。レースでムチを入れる際のフォームが少しぎこちない感じがあるが、最後まで力強く追ってくるので、その点にも注目してもらいたい。

今回は2017年以来3年ぶりの短期免許取得となり、期間は1月5日〜2月24日までとなっている。身元引受調教師は友道康夫調教師、契約馬主は大塚亮一氏で主に関西圏での騎乗が中心となる見込みだが、中山芝コースでは【3,1,1,2】勝率42.9%、連対率57.1%、複勝率71.4%と好成績を残しており、中山に遠征してきた際には注目しなければならない存在だろう。