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武蔵野Sで一番強い競馬をしたのは? 先週予想した重賞レースを振り返る

2019/11/11 11:14
SPAIA編集部
2019年の武蔵野ステークスを制したワンダーリーデルⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

武蔵野Sは1〜3着まで差し決着に

2019年11月9日、10日に東京では武蔵野S、福島では福島記念が行われた。勝ったのは武蔵野Sがワンダーリーデル、福島記念はクレッシェンドラヴだった。それぞれのレースを振り返るとともに、次走注目馬も紹介していく。

まずは11月9日(土)、東京競馬場で行われたチャンピオンズCの前哨戦、武蔵野S(GⅢ・ダート1600m)から。1番人気はダートに転向後3連勝中のエアアルマス、2番人気はユニコーンSで2着という実績のある3歳馬デュープロセスだった。

芝コースのスタートからダートコースに入ったあたりでドリームキラリが押して先頭に立ち、レースを引っ張る形となった。2番手争いはマジカルスペル、グルーヴィット、サンライズノヴァなどが固まって、前半600mを34.7秒という速いペースで通過。

さらに外からスウィングビートも上がっていき、先団馬群は4、5頭が広がって直線コースへと向く。残り400m過ぎでサンライズノヴァが早めに先頭に立ち押し切りを図るが、それを外から一気にかわしさったのはワンダーリーデルだった。勝ちタイムは1:34.6、鞍上の横山典弘騎手は先週のアルゼンチン共和国杯に続いて2週連続の重賞制覇となった。なお、2着はタイムフライヤー、3着はダノンフェイスという結果となっている。

2019年の武蔵野ステークスを制したワンダーリーデルⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

次走狙ってみたいのはサンライズノヴァ。他馬より3キロ重い59キロを背負い、いつもより前での競馬。慣れない競馬で、そもそもペースも速かった。それに最後は周りがバテて1頭早めに先頭に立たされる形。それでも5着に入ったのは強いのひと言。この馬の力は示した。

予想はデータ的に好相性だった先行馬を中心に狙い、本命には1番人気のエアアルマスを推していたが、直線に向いた時には手応えがなく11着。3着まで全て差し決着となり、データとは真逆な結果となってしまった。

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1番人気のクレッシェンドラヴが重賞初制覇

11月10日(日)に福島競馬場で、福島記念(GⅢ・芝2000m)が行われた。ハンデ戦ということもあり、オッズは混戦模様となっていたが、果たして結果はどうだったのだろうか。

予想通り逃げの手に出たのはリリックドラマだった。2番手にアロハリリーが追走し、ウインイクシードが4番手外目、中団にステイフーリッシュ、クレッシェンドラヴが追走し、前半1000mを59.2秒というペースでレースは流れていく。

3コーナーで隊列が一団となり、ステイフーリッシュとクレッシェンドラヴが進出。さらに大外からはトップハンデ58.5kgのミッキースワローも上がってくる。直線に向き、ウインイクシードが先頭に立つが、それを力強く差し切ったのは1番人気のクレッシェンドラヴ。これが重賞初制覇となった。勝ちタイムは1:59.5、2着にはステイフーリッシュ、3着はミッキースワローという結果だった。

予想は◎ウインイクシードが12番人気と低評価だったが、直線では見せ場を作った。4着に終わったのは残念だったが、このメンバー相手でも走れるメドがたったので次走以降、馬場の適性が合えば狙ってみたい一頭。覚えておいて損はないだろう。


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