【マイルCS】3歳馬ダノンキングリーの取捨は?レースまで覚えておきたい5つのデータ

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
関東馬ダノンキングリーに嫌なデータが
11月17(日)に行われるのがマイルCS(GⅠ 芝1600外)。皐月賞3着、ダービー2着の3歳馬ダノンキングリー、天皇賞2着と復活ののろしを挙げたダノンプレミアム、今年の春のマイル王者インディチャンプなどがエントリー。
GⅠらしくレベルの高い争いとなりそうなだけに楽しみな1戦だ。このコラムでは当日まで覚えておきたい過去10年のデータをご紹介。まずはこのレースのデータを調べていて意外だったのが武豊騎手の成績。

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数々の記録を樹立してきた名手も、このレースは2勝しかしていない。最近行われたGⅠでいうと、エリザベス女王杯は4勝、天皇賞(秋)は6勝しているだけに、2勝は少ない。
このマイルCSは武豊騎手の初勝利が2013年とかなり遅い。マイルCSが行われる京都芝1600(外)の生涯成績はそれほど悪くないだけにこれは驚き。ちなみに今年は今のところ騎乗予定なし。3勝目を挙げるのは来年以降に持ち越しとなりそうだ。
続いて「東西別成績」。

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過去10年中5年で関西馬が馬券圏内を独占している。関西馬が圧倒的な成績を挙げているが、ここ4年ほどに絞ってみると関東馬も巻き返してきている。人気するであろう関東馬ダノンキングリーはこの波に乗ることができるか?
牝馬には受難なレース
続いて「性別成績」。

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特徴は牝馬の出走数の少なさ。それと相まってか成績も悪い。1986年~1994年の9年間では牝馬は4勝していたが、それ以降は2008年のブルーメンブラット以外勝っていない。今年、ヴィクトリアマイル2着のプリモシーンが出走するが果たして。
続いて「3歳馬と古馬の成績」。

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3歳馬は勝率、連対率とも5.7%と低いが、ここ2年に限れば勝率22.2%で3着にも1頭入っている。ここ2年でトレンドが変わったということか?この傾向が続くなら3歳馬ダノンキングリーにとっては良いデータとなる。
最後に「1番人気の成績」。

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過去10年で1勝、馬券圏内にも半分しか入っておらずこれは不振と言っていい。昔から荒れるGⅠのイメージがあるだけに今年も波乱の結末を迎えるのか?ダノンキングリーが前走の毎日王冠で出遅れながら派手に差し切る競馬を見せただけに、1番人気になりそうな予感も。
ここまで見ていくと、どのデータを取るかによって、ダノンキングリーの取捨が分かれそう。当日まで楽しみに待ちたい。
