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【ファンタジーS】前走4着も見せ場があった1頭を本命に 京都大学競馬研究会の予想は?

2019/11/01 17:00
京都大学競馬研究会
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

順当な決着が少ない一戦

秋のGIシーズン真っただ中であるが、今週は中央競馬ではなし。それでも土日合わせて重賞が4つと楽しみが多い週末となった。土曜日の京都メインは、暮れの阪神JF、さらには翌年の牝馬クラシックにもつながるGⅢ、第24回ファンタジーステークス。昨年の勝ち馬ダノンファンタジーはここを制した勢いで2歳女王となっただけにやはり見逃せない一戦となりそうだ。まずは過去のレース傾向を分析していく。

ファンタジーS過去10年成績ⒸSPAIA

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ここ最近は勝ち馬が豪快に差し切ったイメージが強いが、先行した馬の成績が特に悪いというわけではない。注目しておきたいのは、上位が全て人気馬で決まるということがほとんどなく、2桁人気の馬でも馬券圏内に入ってくることがあるという点だ。人気馬を過信し過ぎるのはよくないのかもいれない。特に今年は15頭と頭数がそろい紛れる可能性が高く、穴馬の存在には注意しておきたい。

一発狙いのクリアサウンド 安定感のマジックキャッスル

クリアサウンドは前走新潟2歳S4着だが、最後内にもたれたり、ムチを入れられることに反応し過ぎたりと気の悪さを見せていた。それでもそれなりに脚を使っており、気性面の成長次第ではこのメンバーなら先頭でゴールすることも十分ありうる。

同じ新潟2歳S組のエレナアヴァンティの敗因は、押し出されて逃げる形になったのが向いていなかったこと。またラスト200mでフォームが崩れてしまったのを見ると、距離が長かったこともあったのだろう。ここでの巻き返しに期待。

マジックキャッスルは走りに安定感があり、どこからでも競馬ができそうな雰囲気がある。前走は敗れたもののバテたわけではなかった。馬券の軸という点でこの馬が最適。

前走勝ち上がり組からは、まずはレジェーロ。前走の未勝利戦で圧勝、新馬戦では敗れたものの、のちに小倉2歳S2着となるトリプルエースにクビ差まで食い下がった。

パドゥヴァルスの新馬戦はゴール前の脚色に余裕があり、1Fの延長も特に問題なさそう。

モズアーントモーの前走は馬場を考えれば評価してもいい勝ち時計ではあるが、血統的に良馬場ではパフォーマンスを落とすことも考えられる。

その他、ヤマカツマーメイド、シャレード、ケープコッドあたりも差がない。

抜けた馬が不在だし、どの馬も一長一短といった様相。さらに毎年穴馬も絡むレースでもあり、手広く押さえたい。堅実さではマジックキャッスルが一歩リードの感があるが、ハマった時の爆発力という面で、本命はクリアサウンドとした。(文:コーン)

▽ファンタジーS予想▽
◎クリアサウンド
◯マジックキャッスル
▲エレナアヴァンティ
△レジェーロ
×パドゥヴァルス
×モズアーントモー
×ヤマカツマーメイド
×シャレード
×ケープコッド

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