【エリ女】斉藤崇調教師はクロノジェネシスで記録更新なるか 覚えておきたい5つのデータ
SPAIA編集部 喜畑恵太
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
1番人気が堅実
天皇賞秋から中1週置いて再びGⅠ。11月10日(日)に京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ 芝2200m)が行われる。1995年までは3歳牝馬の三冠最終戦として行われていたが、1996年からは4歳以上も出走できるようになり、「今年の牝馬最強馬決定戦」的な位置づけとなった。
今年のオークス馬ラヴズオンリーユーや秋華賞馬クロノジェネシス、4歳以上からは2017年の阪神JFの勝ち馬ラッキーライラックに2年連続このレースで2着に来ているクロコスミアなど豪華なメンバーがエントリーしている。ここでは、当日までに覚えておきたいデータを5つご紹介したい。
まずは過去10年の「東西別成績」。
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関西馬優勢だが、関東馬も3勝と健闘している。ただ、ここ3年は関西馬が馬券圏内を独占。デットーリ騎手が騎乗予定のゴージャスランチや、4連勝でここに挑むポンデザールらはこの牙城を崩せるか?
次に過去10年の「1番人気の成績」。
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エリザベス女王杯=荒れるイメージがあったのだが、1番人気は10年で7回も馬券圏内に来ている。それでいて、3連単が万馬券でなかったのは2011年のみ。これは1番人気が勝ち切れないこと、伏兵が馬券に絡んでいることが影響している。ただ、過去10年で7回も馬券圏内に来ていることを考えると軸には最適だ。今年の1番人気はクロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、ラッキーライラックあたりか。
3歳の実績馬は買い
先ほども書いたが、今年は秋華賞馬クロノジェネシス、オークス馬のラヴズオンリーユーの3歳世代が人気しそう。そこで過去10年で馬券に絡んだ3歳馬を並べてみた。
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昨年と2016年以外は3歳馬が馬券圏内に1頭は入っているのに驚かされる。また、ピンク色にハイライトしている馬は3歳クラシック戦線で馬券に絡んだ馬だが、これらの馬はきっちりとエリザベス女王杯でも結果を残している。なので、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーは押さえておく必要がありそう。
35年ぶりに記録更新?
クロノジェネシスを管理する斉藤崇史調教師は、エリザベス女王杯時の年齢が37歳2か月。これまでの最年少優勝記録である栗田博憲調教師の39歳0か月の更新にも期待がかかる。今年、開業4年目で秋華賞を射止めた勢いそのままにこの記録も突破してもらいたいところだ。
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最後に豆知識を。レディーに失礼なデータだが、ラッキーライラックに更新が期待されるのが最高馬体重の記録。1984年にハギノディスカバーが528キロで出走したものがこれまでの記録となっている。前走が522キロ。前哨戦ということもあり少し太めのつくりだったので、更新できるかは微妙だが、「35年ぶり」と聞くと少し期待したくなる。
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