前走クイーンS組が1、2着も… 府中牝馬S&南部杯を予想とともに振り返る

SPAIA編集部

2019年の府中牝馬ステークスを制したスカーレットカラー陣営ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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後方から鋭い末脚で追い込む

10月14日(月祝)、東京競馬場ではエリザベス女王杯に向けた前哨戦、府中牝馬S(GⅡ・芝1800m)が行われた。2日前の台風の影響も懸念されたが、300mmの雨が降ったにも関わらず14日の朝には良馬場にまで回復。しかし、昼過ぎにかけて再び雨に見舞われ、稍重でのレースとなった。

1番枠から好スタートを切ったジョディーがハナを奪う構えを見せるが、結局外からエイシンティンクルが逃げる形となった。2番人気のラッキーライラックが4番手の外目、馬場予想から本命に推したレッドランディーニは9番手からレースを進める。そして2馬身後ろに1番人気のプリモシーン、データ予想から本命に導かれたスカーレットカラーは後方2番手からという展開となった。

淀みのないペースでレースは4コーナーへと進むが、隊列は変わらず直線コースへと向く。残り400mを過ぎたあたりで、ラッキーライラックが先頭へと躍り出るが、その外からフロンテアクイーンが追い上げる。しかし、さらに外から一気に追い込んできたスカーレットカラーが突き抜けて重賞初制覇を果たした。

2019年の府中牝馬ステークスを制したスカーレットカラー

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

予想は、久々の予想コラムだった喜畑氏がスカーレットカラーを本命にしていた。これは的中かと思ったが、2着となったフロンテアクイーンを無印に……。前走、クイーンS組のデータがよかったので相手に選んでもよかったが、年齢のデータには合致せず嫌ったのが間違いだった。


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人馬ともにうれしいGⅠ初勝利

盛岡競馬場では、JBCに向けても重要な一戦となるマイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ・ダート1600m)が行われた。1番人気はGⅠ5勝馬のゴールドドリーム、2番人気は前走のプロキオンSで重賞初制覇を果たしたアルクトスとなっていた。

スタートしてハナを切ったのはロンドンタウン、しかしノボバカラも譲らず2頭が並んで、後続に3馬身ほどのリードをつける展開となった。3番手にはアルクトス、ゴールドドリームは6番手の外目を追走する形でレースは4コーナーへ。

ロンドンタウンとの差が一気に縮まり、外から早めにサンライズノヴァとモジアナフレイバーが追い上げてくる。さらにアルクトスも内から差を詰めて、4頭が横並びになって直線へと向いたが、力強く抜け出したのはサンライズノヴァだった。2着は内から伸びたアルクトス、ゴールドドリームは差してきたものの3着までという結果に終わった。サンライズノヴァはこれがGⅠ初勝利。そして騎乗していた金沢所属の吉原寛人騎手も悲願のGⅠ初制覇となった。

予想は◎ゴールドドリームは3着だったものの、○アルクトス、△サンライズノヴァをしっかりと押さえており、なんとか3連複では的中させることができた。しかし配当は360円と寂しい配当に終わった。


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