サリオスが次走も楽しみな内容で勝利 先週のレースをSPAIA予想陣の結果とともに振り返る

SPAIA編集部

2019年サウジアラビアロイヤルカップを制したサリオスⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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予想は◎○▲で完全的中

10月5日(土)、東京競馬場ではサウジアラビアロイヤルC(GⅢ・芝1600m)が行われた。過去には多くのGⅠ馬を輩出していることでも知られており、今年は9頭と少頭数になったものの、多くの素質馬が出走してきた。

レースはバラっとしたスタートの中、外から先手を奪ったのはアブソルティスモ。新馬戦以来となる逃げの競馬を選択した。2番手にはシコウ、3番手に1番人気のサリオスとイロゴトシが並ぶ展開で3コーナーへ。前半600mは35.1で通過するスローペースだった。

4コーナーに差しかかっても隊列は変わらず、アブソルティスモが1馬身のリードをキープしたまま直線へ。残り300mすぎでサリオスも手が動き始めるが、さらに外からクラヴァシュドールも接近。いったんはクラヴァシュドールが前に出たが、あっという間にサリオスがリードを奪い、1 1/4馬身差をつけて勝利。3着には逃げたアブソルティスモという結果となった。

タイムは1:32.7のレコード。サリオスはもちろん、2着に食い下がったクラヴァシュドールはあの形で勝てないなら相手が悪かっただけ。牝馬ながら、強いレースを見せてくれた。暮れのGⅠ、そして来年のクラシックが楽しみになるレースだったと言えるだろう。

2019年サウジアラビアロイヤルカップを制したサリオスⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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予想は◎サリオス、○クラヴァシュドール、▲アブソルティスモの上位3頭で決着。3連単で1080円という配当だったが、見事に完全的中となった。

《予想記事》
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約4年ぶりの重賞制覇

10月6日(日)に京都競馬場で行われたのは京都大賞典(GⅡ・芝2400m)。天皇賞・秋、ジャパンCといったビッグレースにもつながる重要な一戦を振り返っていこう。

スタート直後に、つまずいたウインテンダネスが落馬、ファンのざわめきとともにスタンド前での先行争いとなったが、外からダンビュライトがジワっと先頭に立って主導権を握った。

1番人気のグローリーヴェイズは4番手で少し行きたがる格好、その直後の馬群の中に京都大学競馬研究会の本命エアウインザー、東大ホースメンクラブの本命ウラヌスチャームは後方2番手。最後方にエタリオウという展開で前半1000mを59.7秒で通過する。

3、4コーナー中間地点で馬群は一団となったが、隊列に目立った動きはなく、ダンビュライトが先頭で直線コースへ。追ってきたのは、3番手のインで脚をためていた11番人気のドレッドノータス。ゴール前はこの2頭による追い比べとなったが、その争いを制したのはドレッドノータス。京都2歳S以来、これが約4年ぶりの重賞制覇となった。勝ちタイムは2:23.5、3着には大外から追い込んできたシルヴァンシャーという結果に終わっている。

予想は東大ホースメンクラブの本命、ウラヌスチャームは内からジリジリと追い込んできたものの7着、京都大学競馬研究会の本命エアウインザーは、直線で伸びを欠いて12着と両大学ともに残念な結果に終わっている。

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惜しくも3連覇ならず

10月6日(日)の深夜、フランス・パリロンシャン競馬場で行われた最強馬決定戦、凱旋門賞(GⅠ・芝2400m)が行われた。日本からはキセキ、ブラストワンピース、フィエールマンの3頭が出走したが、果たして日本馬初の快挙達成となったのだろうか。

レース当日は雨の影響があり、重馬場(TRES SOUPLE)でかなり力を要する状態だった。好スタートを切り、内からフィエールマンが先手をうかがう。しかし、外からガイヤースが譲らず逃げる形となった。そして4番手の外目に凱旋門賞3連覇を目指すエネイブル、1馬身後方にソットサスとブラストワンピース、さらに1馬身後にヴァルトガイスト、キセキと続く。

3コーナーから坂を下り、フォルスストレートに入っても隊列にそれほど変化はなかったが、ブラストワンピースに騎乗した川田将雅騎手の手綱が動き始める。

直線に向いてマジカルが早めに先頭に立ったところを、満を持して追いだしたエネイブル騎乗のL.デットーリ騎手。残り200mを切って2馬身ほど抜け出し、3連覇なったかと思ったところに勢いよく追い込んできたのは、地元フランスのヴァルトガイストだった。ほぼ完璧なレースをしたエネイブルだったが、重馬場がこたえたのか2着に終わり、史上初3連覇の快挙達成とはならなかった。日本馬ではキセキの7着が最高着順。ブラストワンピースは11着、フィエールマンは12着に終わった。

予想は◎はエネイブルだったが、○ヴァルトガイストが見事に勝利。3着のソットサスは重馬場がマイナスになると考えて無印にしたため、3連系の馬券は的中とはならなかったが、馬連1560円が的中。何とか面目を保つことができた。

《予想記事》
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